ブログ
2015年9月10日

足元を「手術」

カテゴリー: その他


古民家改修現場にて。

地覆が土に埋もれていたので、
新たにコンクリートで
基礎を作ることにしました。

例え足腰が傷んでいたとしても、
木の家は「手術」することができます。

どこまで手をつけるかは
予算次第ではありますが、

いざとなれば
直せる大工がいれば
こうして直せる、
という安心感は、

木の家の特長、
そして大工の存在意義の
一つだと思います。

2015年9月8日

壁の前で時間旅行

カテゴリー: 今日のできごと


現在進めている
古民家の改修にて。

大工が解体を進めていくと、
昔の竹小舞が出てきました。

とくに最近建主さんと一緒に
竹小舞をするようになってから、

こんな竹を使っているんだ、とか、
間渡し竹はこういう間隔で入れているんだ、とか、
縄は⚪︎⚪︎を使っているんだ、とか、
土の様子とか、

当時の職人に思いを馳せながら、
昔の仕事ぶりが
詳しいところまで
気になるようになりました。

壁の前で
ちょっとした時間旅行です。

そして手があるかぎり
「廃番」がないこの仕事、
どんなに時間が経っても、
技術も心も、
受け継いでいくことが
できるのがいいな、と
思いました。

壁の向こうに屋根が

カテゴリー: 今日のできごと


古民家改修現場にて。

壁を取り払ったら、
屋根の下の屋根が出てきました。

数十年前、
増築した時の名残です。

改修の仕事をしてると、
たまにこうした
昔の大胆な仕事に遭遇するから
面白いです。

これ、
そのまま天井に
しちゃおうかなあ(笑)。

2015年9月6日

きらくなたてものやのそれはそれはキビシイオキテ

カテゴリー: 家づくりの理念

きらくなたてものやでは、
仲間たちが名前のとおり、
きらくに楽しくのびのびと
否定の言葉をあまり発することなく
仕事をしていますが、

その一方で、
それはそれはキビシイ
三つの掟があります。

叩かない。

悪口言わない。

「先生」と
呼んではならない。

全ての存在・事象に
意義を見出すために、

みんなの力を
掛け合わせていくために、

それはそれはキビシイこの掟を
よろしくお願いします。

2015年9月5日

子どもたちは高みの見物

カテゴリー: 藤沢ひ邸


藤沢ひ邸にて。

大人たちが壁の色を
あれこれ考えている間。
子どもたちはロフトに昇って
とても楽しそう。

子どもたちにつられて
自分も昇ってみると、

今日は夏の日のような
日差しの照る日でしたが、
達磨窯で焼いた瓦を載せた屋根の下は。
驚くほど清々しい、
気持ちよい場所でした。

いろをいろいろ検討の日

カテゴリー: 藤沢ひ邸


藤沢ひ邸にて。

今日は壁の色を
決める日でした。

左官屋さんが、
今手に入る土の色を踏まえて
幾つか見本を持ってきてくれて、
現場で塾考。

どれもいいので、
本当に難しいけど、

悩んでいる時間も
楽しいものです。

楽器のような

カテゴリー: 鎌倉山崎お邸


鎌倉山崎お邸にて。

現場に行くと、
竹小舞の端材の竹と
床板の端材で作った
楽器のようなオモチャが
天井からぶら下がっていました。

誰が作ったのか分かりませんが、
あるもの生かしての創造性に
気持ちが楽しく、
ほっこりとなりました。

自然の恵みを使ったものづくりは、
こうした創造性の余地も
楽しさの一つです。

2015年9月2日

母校からタカラモノが届いた

カテゴリー: 今日のできごと


2日前のことではありますが、
6月に母校の中学校で行った
「職業講演会」の感想文を
いただきました。

建築に興味ある子も
あまりそうではない子も、

建築も「いただきます」の心が大事、
という言葉が響いたという子が
多かったようで、
とてもうれしいです。

それと母校の子たちには、
やはり格別の思いがありますね。

来年もぜひ呼んでください。

母校にかぎらず、
「文化の種蒔き」の機会を
大切にしていきたいと思います。

2015年9月1日

風の指標

カテゴリー: 鎌倉山崎お邸


鎌倉山崎お邸にて。

こちらも先週に
土が塗り終わり、

土がじっくりと
白く乾き始めています。

塗った順番もありますが、
やはり風を受ける量の
多い壁の乾きが早いです。

じっくりと

カテゴリー: 藤沢ひ邸


藤沢ひ邸にて。

ここのところ
ずっと続く
雨ニモマケズ、

土がじっくりと
乾いてきております。