本格的に再始動
戸塚の古民家改修現場にて。
週が明けて
左官屋さんたちが乗り込み、
2階の外壁が
久しぶりに動き始めました。
今日はラス網までです。
平屋部分は、
大工たちの手で
土台敷きが始まっています。
戸塚の古民家改修現場にて。
コンクリート基礎工事が
終わりました。
なにぶん改修の仕事なので
作業の余地が少ない中、
約2週間の間ありがとうございました。
南面は、
大きな開口部を設けるのと、
床下の通風を確保するため、
長方形の独立基礎が
並ぶ形状となっています。
10月とはいえ、
暑いくらいの陽気の
今日の夕方、
カジュアートスペースにて
鎌倉エネルギーカフェを開催しました。
今日のテーマは、
「知恵と工夫でやってみよう、省エネ生活」のもと、
鎌倉在住の主婦、宇治牧子さんに
お話をいただきました。
今日の参加人数は約10名、
また子どもたちが多かったので、
穏やかな、大家族のような雰囲気で
会は進みました。
今日のお話を聞いて
改めて思いましたが、
省エネを考えるということは、
暮らしを切り詰めるというよりは、
実に創造的であるということ。
建築の予算を削る作業も
同じことが言えますが、
使う量を減らすことを
考える作業の中に
暮らしを楽しくするための
きっかけがあったりするものです。
この場でも
たびたび出てくる「きらくな網戸」も
減額案から出てきた発想だったりもします。
だとすれば、
今日のような機会を少しずつ増やしていけば、
暮らしやまちがより楽しいものに
なっていくということなので、
エネルギーカフェも
様々な場で展開できればと思います。
宇治牧子さんのお話に
聞き入る参加者の皆さん。
タイマー装置付のコンセント。
活用次第で省エネにつながりそうです。
宇治牧子さんが
そのへんにあるもので作った
小ほうき。
便利だけではなく、
デザインもかわいらしいです。
今日集まった
自慢の一品。
これがエネルギーカフェの
楽しみの一つなのですが、
今日はいつにもまして
質、量とも豊かな
カフェタイムでした。
とくに
参加者の子どもたちが
自分たちの手で作ったお菓子は、
感涙ものでした。
絶好のお出かけ日和の土曜日、
藤沢ひ邸の建主さんご家族とともに、
飯能の岡部材木店の作業場を訪れ、
外壁に使う杉板材に
柿渋コートを塗りました。
これもここ最近の
家づくりの恒例行事ですが、
一つの家族とともに
一日中過ごす時間が
何とも平和で
好きな作業の一つです。
また作業の進み具合が、
積み重ねた板の高さでよく分かるので、
仕事に張り合いが出ます。
仕事の内容自体は
正直地味ですが、
達成感が見えるからか、
今回がいちばん
子どもが張り切って
作業に加わっていました。
そんな子どもの手助けもあって、
無事約40坪、
夕方までに塗りきることが
できました。
お昼ごはんは、こくやのうどん。
早く行かないと長蛇の列になるので、
11時45分頃行きましたが、
それでも席が空くのを待ちました。
そして私たちがこの店を出る頃は
案の定長蛇の列でした。
作業終了後、
日が暮れるまで少し時間があったので、
作業場の下の川原に降りました。
わずか数分、
労働で疲れた足を
川の水に浸しましたが、
少し冷たい水、
せせらぎの音、
水と緑が織り成す風景、
本当に気持ちがいい。
もう少ししたら
紅葉が美しそうです。
これから始まる
古民家改修現場の
縁側の床板。
おじいさんと同じくらいの
歳を重ねても、
全然元気、どころか、
歳月を重ねた味が
とてもよい感じです。
一方で、
割とすぐ近くに張ってある
おとうさんくらいの歳の
合板を張り合わせた
新建材の床板は、
だいぶくたびれていました。
現代のおじいさんとおとうさんの
象徴なのでしょうか、
という冗談はさておき、
私たちが選択していくものの未来を
こうして間近で比較できることは
たいへん参考になります。
当時の時代背景の中で
新建材は新建材の
役割があったのだと思います。
これがあったからこそ高度成長期に
たくさんの住まいを供給することができた。
お手軽にできる新たなデザインが
きっとたくさんの人たちにえがおをもたらした。
しかしそれらの未来を
知ってしまいました。
この現代、
たくさんの選択肢がある中、
それぞれの未来を知ることで
自分がどんな未来を作りたいか、
という目で選ぶことも
大事な視点の一つなのかもしれません。
1年以上前から
事務所の古い古い
骨董品のようなコピー機が
壊れてしまっていたのですが、
必要な時は
コンビニエンスストアに行けば
なんとかなるだろう、と思い、
そのままにしてきました。
実際なんとかなってきたのですが、
しかしこれまで頼りにしてきた
インクジェットのプリンターでさえも
かなり調子が悪くなってきて、
意を決して
中古品ではありますが、
前所有していたものよりも
だいぶ新しい複合機を買いまして、
今日納品されました。
するとどうでしょう、
コピーが必要のたびに
コンビニエンスストアに走ることを思えば、
何と便利で効率的なのでしょうか。
狭い狭い事務所ですので、
「持たない美学」を追い求めようと
してきましたが、
コピー機に関して言えば、
それは一気に崩れ落ちました(笑)。
書類を扱うことが多い立場として
必要なものは必要、
道具が大事、
そして何を持つべきか、
必要なものを見極めることが
大事ということですね。
大事に使います。