もちもののいろ
少し前まで、
何かの持ち物を買う時、
ほとんど黒のものを
選んでいました。
色が「ない」ほうが
身の周りがすっきりと
感じていたからです。
しかしそれにより、
ほとんどが同じ色なので、
モノを見失うと、
見つけるのに苦労するという
弊害がありました(笑)。
とくに夜のクルマの中は
光が乏しいのでなおさら
黒いものを見つけるのに
苦労しました。
気がつけば携帯電話が
クルマの中に落ちていた、
ということが
本当によくありました。
そうした経験を経て、
今手にしているものは、
ほとんどが一目で分かる
色があります。
これでモノを見失うことが
格段に減りました。
「これは何」ということを
一目で識別するために、
色の重要性を感じましたが、
一方で選ぶ色で
その人の嗜好、志向が
見えてくるような気がします。
私の場合はご覧のとおり、
土にありそうな色ばかり(笑)。
そういう視点でいくと
黒ばかり選んでた時代は、
自分の表現というものを
模索していたのかもしれません。