2015年7月3日
昨晩は、妻も娘も帰りが遅かったので、
私が夕ごはんを作ることになりました。
とはいえ私も帰宅が8時の予定だったのと、
うちに玉ねぎとジャガイモが溢れかえっているので、
ささっとできるカレーを作ることに。
そしてカレーはカレーでも、
自分の大好きな女川カレー。
このカレーは市販のルーと違い、
スパイスを調合したもので
油脂分が使われていないので
胃腸もたれません。
それは食べ終わったあと、
洗い物をすると察することができます。
水洗いで十分なのです。
うちは合成洗剤は使わないため、
油汚れのべとつきを落とすには
けっこう苦労するので、
この洗いやすさ落ちやすさは、
味だけではなく
気に入っていることの一つなのですが、
この洗っている時の手の感覚を
消化管に置き換えて想像してみると、
このカレーが
胃腸に負担をかけない理由が
なんとなく分かるのです。
機械での仕事は便利だし
否定はしません。
しかし私たちは
手仕事から肌で感じられる
情報の豊かさは、
やはり大事にしていきたいと、
このカレーを食べるたび、
改めてそう思います。
そして本質的においしいとは、
気持ちいいとはどういうことかを
考えさせてくれます。
できごとの瞬間瞬間だけではなく、
噛み締めて感じるおいしさ、心地よさ。
身体も心も、
余韻の響くおいしさ、心地よさ。
お後がよろしいようで、
の状況とでも申しましょうか。
…そうか、
時代は落語とともにあるような
気がしてきました(笑)。