長谷ゆ邸で土塗り隊
鎌倉長谷ゆ邸にて。
三日目に竹小舞かき隊が解散し、
竹小舞の美しさに
酔いしれる間もなく、
今日は土塗り隊を結成しました。
今日も平日にもかかわらず、
延べ15名近くはいたでしょうか。
そのうち二人は本職の左官屋さん、
またタイル職人の小沢さんも
駆けつけてくれて、
まずは左官屋さんの指導のもと、
素人の方々が土を塗り、
そのあと本職の左官屋さんが仕上げる、
という流れで進めました。
人数が多かったこともあり、
3時頃には全ての竹小舞が
ねっとりとした粘土に覆われました。
土塗りの体験作業の機会で
いつも思うことですが、
左官仕事は職人が塗っていると
いとも簡単そうに、
優雅に見えるのですが、
いざ自分がやってみると、
コテが思うように扱えず、
周りを汚しまくり、
そして余計な力が入るからかもしれませんが、
あのようになめらかには到底動けません。
この土塗り作業は、
夢中になって作業する楽しさとともに、
職人の凄みをとくに感じます。
職人の凄みって、
結果で見ることしか
なかなかできないと思うのですが、
こうして過程で知る機会も
折を見て作っていきたいと思います。
それではご参加いただいた皆さん、
ご指導いただいた職人の皆さん、
どうもありがとうございました!
早朝、私のボルボで
先月仕込み直した土を運搬。
さらに藁を投入して
塗る土を仕込みます。
左官屋さんの指導のもと、
早速土塗り作業。
作業中、なぜか歓声と笑い声が
響き渡ります。
塗っている面の裏から見ると、
竹の格子の合間から、
土がむにゅうっと
顔を出していました。
この無数の連続も、
美しかったです。
毎回恒例、
建主さんお手製の
おいしいお昼ごはん。
心が伝わって、うれしいなー。