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2015年11月14日

ものごとの理を知る下地窓

カテゴリー: 鎌倉山崎お邸


鎌倉山崎お邸にて。

先日のことですが、
翌日お引越しという日に
少し現場に立ち寄った帰り際、

玄関の照明のみ残して
帰り支度をしていると、

下地窓の影が
土壁に映し出されました。

影が濃いほど、
際立つ光。

光があるから、
影が美しい。

ものごとの理を
自ずと知ることができる
玄関の下地窓です。

2015年11月13日

ピンクの壁に真鍮の器具

カテゴリー: 鎌倉山崎お邸


鎌倉山崎お邸にて。

寝室の夜景。

大工が作った台座の上で
光を放つ、

建主さんが見つけてきた
真鍮製の照明器具が
ピンク色の壁に
合っています。

明日はお引越し。
この状態、この立場で
写真を撮るのも
今日で最後です。

さみしいなあ。

2015年11月12日

晩秋の空気はからりとしている

カテゴリー: 改修の仕事


戸塚の古民家改修現場にて。

晩秋のからりとした空気のおかげで、
割と早く、
すっかり壁の土が乾きました。

京都の土、
という感じの色です。

土が乾いたので、
本格的に大工が仕事を
再開しました。

黒褐色をまとい始める

カテゴリー: 藤沢ひ邸


藤沢ひ邸にて。

元々藤間さんの弟子だった
2人の大工が応援に入り、

黒褐色に塗られた杉の板を
まとい始めました。

みかんいろの景色

カテゴリー: 鎌倉台て邸


あたたかな色の象徴、
だいだい色のみかんに
囲まれた竹伐り隊は、

家族の愛が詰まった
光景に溢れていました。

2015年11月11日

秋の新月、竹取から始まる物語

カテゴリー: 鎌倉台て邸


明日は新月。

秋冬の新月近くといえば、
きらくなたてものやは竹伐り隊。

建主さんと、
間もなく鎌倉の台で始まる
古民家改修の仕事で使う竹を
採りに行きました。

場所は昨年からご縁をいただいている
小田原のみかん農家のあきさわ園

竹林で気持ちよく
汗を流すだけではなく、

休憩時間等に
みかんなどのフルーツを
楽しむことができます。

いや、
汗を流した後だからこそ、
酸味の効いたみかんが
さらにおいしく感じます。

さて今日のノルマは、
割竹の状態で7束350本。

平日ということもあり、
建主さんご家族のほか、
お手伝いがお一人という
少人数ではありましたが、

夕暮れまでに、
なんとノルマの1.5倍、
500本以上の割竹を
作ることができました。

効率重視で
作業を進めたということもありますが、

作業の合間にいただく
おいしいおいしいみかんの力も
大きかったと思います。

また竹伐り隊
気持ちいいと感じる理由の一つのは、
作業前は鬱蒼としていた竹林が
作業が終わる時には
光と風の入る場所になること。

この身体全てが喜ぶおいしさと
達成感を味わいに、
とくに使うあてはないけど、
来月の新月も
竹伐り隊結成しようかな(笑)。

このように
鈴なりのみかんの木々に囲まれての作業。

「商品」なのでご法度ですが、
もぎって食べたい衝動にかられます(笑)。

竹を伐り出す様子。

昨年始めてここに来た時は、
竹林に足を踏み入れるだけで
精一杯でしたが、

今年はだいぶ
入りやすくなりました。

おいしい空気とみかんのおかげで
着々と竹が集まってきます。

今日のお昼ごはん。

建主さんにおいしいおにぎりとおかずを
振舞っていただきました。

これも幸せな要素の一つ。

お昼ごはんの食後は、
秋沢さんのキウイ。

これまで食べたキウイの中で、
私はここのが一番おいしい!
と思います。

杉と胡桃

カテゴリー: 鎌倉山崎お邸


鎌倉山崎お邸にて。

杉の床板と、
胡桃の天板。

たまたまのご縁ですが、
赤味を帯びたもの同士、
なかなか相性がよいです。

2015年11月10日

毎日移ろう里山の絵

カテゴリー: 鎌倉山崎お邸


鎌倉山崎お邸にて。

2階の階段を昇り、
右に曲がると
正面は大きな硝子窓。

鎌倉の里山の
毎日のように移ろう風景が、
まるで絵のように切り取られて
目に飛び込んできます。

とくにこれからの季節、
紅葉が楽しみです。

軽やかに大きい玄関建具

カテゴリー: 鎌倉山崎お邸


鎌倉山崎お邸にて。

幅約三尺七寸、高さ約七尺五寸という
大きな建具が玄関には入っています。

それを軽やかに見せるために、
上下に硝子を入れていますが、

とくに下の硝子は、
足元が明るくなり、
靴を履くとき、
明るい気持ちで
出かけることができるので、

玄関建具以外に
外に開口部が取れない時は、
よくやる意匠です。

また独特な型硝子と、
建主さんが拾ってきた流木の把手が
静かに個性を主張しています。

まあるい木がお出迎え

カテゴリー: 鎌倉山崎お邸


鎌倉山崎お邸にて。

春に食卓の天板を
探しに行った際、

ついでに建主さんが
薪割り用の台として、
切り株も購入しました。

先週天板を現場に運んだ際、
切り株も一緒に
やってきたのですが、

恐らくお店で見たものよりも
お店の方のお心遣いで
一人じゃ到底持ち上げられないほどの
大きな切り株でした。

しかし薪割りはしやすい反面、
雨に濡らさないほうがいいし、
どこに置こうかという感じで(笑)、
いろいろ考えた結果、
玄関入ってすぐ左手に
置いてみました。

すると、
薪割りだけではなく、

人をお迎えする際の小椅子代わりになるし、

ちょっとした荷物置きの台にもなるし、

薪ストーブの脇から薪をくべる際に
しゃがめる椅子にもなるし、

あるいはここに座って
玄関先をぼーっと眺める
椅子にもなるし、

なかなかよい位置ではないかと
思いました。

玄関を覗くと、
人の代わりに丸い木が
お出迎えする感じ、

またまるで昔はそこに
木が植わっていたのではないかと
思わせる感じも
気に入ってます。