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2016年10月24日

ふかふか竹をきる

カテゴリー: ふかふか

まちの子どもたちが集い、
あたたかく子どもたちを見守る施設、
‘ふかふか’にて。

今日は下弦の月の日。

土壁に使うための竹を
みんなで伐り出しました。

伐った場所は、
地元鎌倉の竹林。

竹を伐る作業は、
竹を使うためだけではなく、

竹林の環境整備も
兼ねているので、

近い場所で竹林とご縁があることは
お互いにとってよいことです。

いつかこの竹林の近くを通った時に、
「あそこの竹林から竹伐ったんだよ」
と語り継がれれば、

引き続き身近な場として
手入れしようかなという気持ちに
つながるのではなかろうかと思います。

さて今日は、
運営に関わるお母さんたちと中心に
延べ10人ほど集まりましたでしょうか。

竹伐りは地味に重労働なのですが、

自分の子どもたちを
自主保育というかたちで
自然の中で育ててきた方たち
ばかりということもあり、

お母さんたちはたくましく、
順調に作業が進みました。

また作業の合間、
たくさんの会話が生まれるのは
お母さんたちならではで、

身体はしんどくとも
楽しそうで、

私自身もなんだか
幸せなひとときでした。

気づいたら
終了時刻の午後三時。

皆さん楽しい時間を
ありがとうございました!

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2016年10月23日

位と壁

カテゴリー: 今日のできごと

掛川で行われた
職人がつくる木の家ネットの総会で、
掛川城周辺の歴史的なたてものを見学しました。

そのうちの一つの御殿が
私が幼い子どもの頃まで、
公共施設として使っていたというから
驚きましたが、

こうした歴史的なたてものが
単なる観光施設としてではなく、

生きた実用の空間として
使い続けるというのも
面白いなと思いました。

さてこのたてものには、
それぞれの間に、
どのような使われ方をしていたのか、
解説する札があったのですが、

位の高い間、
あるいは人をもてなす間の壁は
押さえて仕上げられた漆喰、
そうではない間の壁は
土でざっくりと仕上げられていて、

解説を読むまでもなく、
それぞれの間の立ち位置を
何となく推測することが
できました。

やはり漆喰の間は、
背すじが伸びる心持ちになるし、

土壁の間は、
座り込んでくつろいでいたい
心持ちになりました。

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掛川といえば葛布

カテゴリー: 今日のできごと

毎年楽しみにしている
職人がつくる木の家ネットの総会。

今年も大工の藤間さんと古口くん、
タイル屋の小澤さん、所員の富永の4人、
「きらくな仲間たち」とで
今回の開催地である掛川に
行ってまいりました。

同志たちとの再会は、
本当に刺激になります。

総会の具体的な内容は
いずれ報告されるであろう
木の家ネットのサイトに譲ることにして、

掛川といえば葛布。

みんなで見学した
歴史的なたてものには、

やはり襖や壁紙として、
葛布が随所に使われておりました。

葛布は
織のさまや経年変化の状況により
部位によって表情がさまざまで、

目を凝らしてじっと見てて
楽しい素材だな、と思います。

高価ということもあり
なかなか使う機会がありませんが、

使う機会をうかがいたい
素材の一つです。

そういえば産地の掛川には、
資料館のような施設はあるのかな?

あれば改めて
足を運んでみたいです。

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2016年10月21日

4坪弱で世界が変わる

カテゴリー: ふかふか

まちの子どもたちが集い、
あたたかく子どもたちを見守る施設、
‘ふかふか’にて。

先日みんなで柿渋を塗った材木たちが
今日組み上がりました。

刻んだ藤間さんと、
ありがたいことに
改修工事に用事がある合間に
なぜか(笑)来てくれた
静岡の北山さんと、
そして私とでの作業。

4坪弱の小さな小屋ですが、
大きくても小さくても、
建前の感慨は変わりません。

一気に倉庫の中の
世界が変わりました。

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2016年10月20日

左官という分野の芸術家

カテゴリー: 今日のできごと

今日行われた「特別課外授業」に、
左官職人の湯田さんが、

カボチャなどを模して作った
土の作品を持ってきてくれました。

子どもたちも、
これらが土でできてると聞いてビックリ!

左官職人は、
芸術家でもあるということを
改めて感じました。

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このワクワク感も社会へ

カテゴリー: 今日のできごと

今日は毎年恒例、
地元の中学校で「特別課外授業」。

合計27名の生徒が
参加してくれました。

春と秋の2回、
この機会をいただいているのですが、

春が「木」の話、

秋が「土」の話で、
光る!泥団子作りを行いました。

前半私が土の話をし、
後半左官職人の湯田さんが
泥団子作りを指南したのですが、

私が話している間からも、
子どもたちから
並々ならぬワクワク感が
伝わってきました。

何かを作るって、
楽しいよねー。

私はこの機会を
「文化の種蒔き」として
位置づけていますが、

こうして
昔から日本人が
親しんできた素材に
触れるだけではなく、

このワクワク感も、
社会に出ても伝播してくれたら
うれしいです。

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カキシブ隊は子どもたちの創作意欲を刺激する

カテゴリー: ふかふか

まちの子どもたちが集い、
あたたかく子どもたちを見守る施設、
‘ふかふか’にて。

カキシブ隊では、
大人たちが柿渋を塗る横で、
伝統的に子どもたちの作品を
よく目にします。

大人たちが楽しそうに手を動かしていると、
子どもたちの創作意欲を刺激するのでしょうか。

今回も小さな女の子たちが
マンホールの上に
石を集めた芸術品を
作り上げていました。

どうやらケーキのようです。

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2016年10月19日

神田川とは反対の向きにありますが

カテゴリー: 神田え邸

神田え邸にて。

コンクリートジャングルの中に
横格子が印象的な
バルコニーができあがりました。

このバルコニーとは
反対の向きにありますが、

ここで誰かがギター持ち込んで
「神田川」歌ってほしいです。

ところで今日は
ここで全身埃まみれになったので、
すぐにでも銭湯行きたいです(笑)。

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‘ふかふか’なカキシブ隊

カテゴリー: ふかふか

まちの子どもたちが集い、
あたたかく子どもたちを見守る施設、
‘ふかふか’にて。

今日は大工・藤間さんが刻んだ材木に
みんなで柿渋を塗りました。

いつもきらくなたてものやでは、
大工が刻んだあと、
「カキシブ隊」と称して
柿渋を塗る手を募るのですが、

今回は関わる方々が多いので、
たくさんの方がお手伝いに来てくださり、

またみんな既に仲良しなので、
和気あいあいと楽しそうにおじゃべりしながら
作業が進みました。

また半日奮闘するお母さんたちを見て、
ずっとそばで遊んでいた子どもたちも、
まねをしてお手伝いしてくれた姿が
とてもかわいかったです。

柿渋塗りは
その色味や効能だけではなく、
たてものに愛情を注ぐための
儀式としてとらえていますが、

今回も一本一本の木が
たくさんの人たちの手に掛けられて
幸せそうでした。

名前のとおり、
人と木のぬくもりあふれる
ふかふかであったかそうな
たてものになりそうです。

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2016年10月18日

洞穴の中にいるような

カテゴリー: 柳澤たてもの塾

山梨県は柳澤たてもの塾の現場にて。

先週塗った土は、
まだまだ水分をたくさん含んでいて、
じっくり乾いている様子でしたが、

細かいヒビが入り、
いい感じで乾き始めています。

このまま荒壁仕上げでもいいかな。

しばらくここで、
大工と打ち合わせしていましたが、

乾き途中で湿度は高いものの、
洞穴の中にいるような
心地よさを感じました。

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