ゆっくりじっくり
放課後子どもが集う
「ふかふか」にて。
勤労感謝の日に
おまつりのように
大勢で塗った土壁が
ゆっくりじっくり
乾いてきました。
この時期は
寒いけど乾燥していることが多いので、
思いのほか早く
乾く印象があるのですが、
今年は意外と雨の日が多く、
湿度が高い感じがしますからね。
ゆっくり、じっくりです。
しかし子育てと同じで
よろしいのではないかと
思います。
今日は藤沢ひ邸で、
今期5回目を数える
鎌倉エネルギーカフェでした。
鎌倉エネルギーカフェとしては
いつもの会場と異なりましたが、
なぜならば、
今日のテーマは、
イオさんによる
誰でもできる!
独立型太陽光発電、
そのイオさんを通じて
藤沢ひ邸では
半独立型太陽光発電を
載せているので、
実際にそれを見ながら
お話をお聞きしようと、
ここで開催させていただきました。
イオさんのお話で
いつもいつも
面白いなーと思うことの一つは、
太陽光発電という
いわば「理系」の話だけでは
ないということ。
どのように配線すればいいのか、
あるいは経済的に損とか得とか、
環境負荷が小さいとか大きいとか、
技術的なことの学びは
もちろん大切ですが、
それに加えて、
なぜ「独立型」なのか。
それはそこに
「愛」があるからということを
伝えてくれます。
イオさんの手ほどきで、
太陽光パネルと周辺機器を接続し、
電球に光が灯った瞬間、
みんなうれしそうな
えがおになりました。
そのえがおと引き換えに
太陽光パネルと太陽に
あたたかな愛が注がれます。
また今日のテーマはもう一つ、
「薪ストーブを囲んで学ぶ」という
枕詞が添えられました。
今日は比較的
あたたかい日でしたが、
カフェタイムの時間に
火を入れると、
身体だけではなく心もあたたまる
感じがしました。
暖房としてだけではなく、
そこでおいしい料理もできれば
なおさらのことです。
そして何よりも、
今日も楽しい人たちと
自慢の一品持ち寄りおやつが
集まりました。
この人の輪自体も、
心あたたまるエネルギーに
なりました。
こうしてエネルギー問題は、
じかに様々なものをあたためてくれる
「熱」で解決していきたいと
思っています。
まずは座学から。
お日さまの出ている間に、
配線のワークショップ。
最初は曇っていましたが、
作業している間に
一瞬雲の切れ間から
陽の光が注いでくれました。
ああお日さまの光が
いとおしいです。
みんな無事点灯!!
エネルギーカフェの恒例、
持ち寄りおやつ。
みんなどれも
おいしいおやつを
作ってきてくれたので、
急きょ私は家族に
家で夕ごはんはいらないと
連絡しました(笑)。
薪ストーブに火入れ。
あたたかいなあ。
鎌倉や邸にて。
四年半越しに、
居間に建具が入りました。
腰板が付き、
亀甲模様の格子に
硝子を嵌め込んだ
引込建具です。
建具が納まるように
改修当時に枠は設けたものの、
予算その他諸々の都合で
建具自体は付けずじまいに
しておりましたが、
取り付ける必要が生じたのと、
住みながら建具の要望が
具体的になってきたので、
取り付ける運びとなりました。
今はたてものが完成する時に、
全てが完成するように
作ることが多いと思うのですが、
このように、
一度住んでみることによって、
構想をあたためるという
ものの決め方も、
よいと思います。
住むことによって気づくことも
あるでしょうし、
住みながら作り続ける楽しみを
残しておくことにもなりますからね。
いずれにしても、
イメージどおり、と
喜んでもらえてよかったです。
鎌倉て邸にて。
住み始めてから約5カ月。
今までインターホンなどを
取り付けるための門柱は、
仮のものが立っていましたが、
今日は庭師の遠山さんが
本設のものをこしらえました。
主な材料は、
支柱の枕木以外、
元々敷地に転がっていた石と、
別の現場で余った
ウッドデッキの切れ端。
つまり、
あるもの生かした
庭づくりです。
予算の都合
というだけではなく、
もしかしたら行き場を失い、
捨てられる運命にあったものたちが
こうして活き活きと
輝く場所が見つかると、
なんだかとても
うれしくなります。
とくに石は、
不思議なほど
生まれ変わりますね。
またそれに
緑が添えられると、
さらに輝きを増しました。
空間を作るうえで
やはり草木は偉大です。
急激に寒くなり、
お風呂がいつにもまして
うれしい季節になりました。
私はいつも家族の中で
いちばん最後に入ることになっているので、
夜起きてられない時は朝風呂にしたり、
入る時間はまちまちですが、
基本的に毎日入っています。
そしてここ数年、
我が家のお風呂で
続けていることがあるのですが、
それは石けんを使わない、
ということです。
そのかわり、
湯船には最低15分以上浸かります。
浸かっている間に
じわりと汗が身体から沁み出してきて、
汗とともに
身体にたまった老廃物が
汗とともに溶けて出てくるような
感覚を覚えます。
これは意識的に
取り組み始めたというよりは、
例によって家族の中で
いちばん最後となると、
子どもが大きくなればなるほど、
お風呂に入れる時間が遅くなり、
そうなると
身体を洗う気力がなくて、
たびたび湯船の中で
深い眠りに落ちてしまう、
ということから始まったのが
正直なところです(笑)。
しかし続けているうちに、
どんなに埃まみれ、
泥まみれになったとしても、
この方法で大きな問題はない
ということに気づき、
さらには、
問題はない、どころか、
むしろ肌の調子がいいとすら
思うようになりました。
この数年の間、
何度かだけ石けんで
身体をこすったことがあるのですが、
もちろん老廃物が
根こそぎ洗い流された一方で、
それ以上のものも
落ちてしまったような感じがして、
確かそれは夏場だったのですが、
しばらくするとかえって
それを修復するように
新たに肌に何かまとわりつくような感じが
気になったりもしました。
もちろんこの方法が合うかどうかは
体質次第だと思いますし、
もしかしたら私の知らぬところで
周りにご迷惑をおかけしているのかも
しれないのですが(笑)、
そんな懸命に
汚れを洗い落とす必要はあるのか、
とも思っています。
そして湯船の中で長い時間、
瞑想(?)するようになり、
お風呂を設計するうえで
やっぱり湯船は大事だな、と、
改めて感じている次第です。
今はおかげさまで、
木のお風呂を作る機会を
数多くいただいていますが、
ホントは自分が
いちばん入りたい(笑)。