竹の虹
昨日のたけきり隊で出会った
‘竹の虹’。
竹の根っこが
顔を出して、
また地面に潜って、
虹のような形を
しています。
雨に濡れて
つややかに
輝いていました。
今日は10月の下弦を過ぎて2日目。
竹を伐るにはよい日なので、
たけきり隊を予定していたものの、
あいにくの雨。
安全を考え、
先月も雨で中止したのですが、
しかし伐らないと
来年の分の竹が確保できないのと、
今日は肉体労働に慣れている人が
参加予定だったので、
少数ではありましたが、
雨天決行することにしました。
しかし運び出すのは、
山が滑って危険なため、
山の中で竹の根元を伐るのみ。
これでも雨に濡れて
なかなかな重労働です。
時折冷たい雨がぱらつく中、
カッパ着て作業しているのに、
作業後はむしろ中の服が
汗でびっしょりに濡れていました。
だけどこの汗が心地よかったし、
何よりも雨に濡れた竹林が
幻想的でとても美しかったです。
今日は4人で
おそらく300本は伐ったと思います。
10月24日、
それらを玉切りし、
竹林から運び出す作業を
行います。
竹林の中で汗をかくのは
気持ちいいですよ。
都合のつく方は
ぜひお越しください。
鎌倉エネルギーカフェの企画として、
好評だった昨年に引き続き、
カジュアートスペースで
「クリまつり」を開催しました。
化石燃料は使わず、
クリのイガで布を染め、
クリの実を食べ、
クリの木を加工して、
様々なクリを
衣食住の分野で
楽しみました。
合計八人で
とても密度の濃い、
おいしく、楽しく、
さらに学びの多い
幸せな時間でした。
この幸せの場を
一つ一つ
積み重ねていこうと
思います。
まずは染めの講義。
講師はカジュアートスペースの主、
たなか牧子さんです。
クリだけではなく、
他の植物の色のことや、
染めの技術や芸術作品など、
たくさんのことを
学ぶことができました。
染めを知ると、
野山全てのものが
資源に見えてきますね。
数珠や割り箸などを使って
みんなで模様を仕込みました。
これをクリのイガを煮出した鍋に
漬け込みます。
クリのイガ。
こんなかたちで
使えることを知らなければ、
捨ててしまいそうです。
お昼になった頃
羽釜え炊いた栗ごはんが
できあがりました。
そして薪で煮た豚汁。
日本人は、
この二品があれば
幸せです。
クリの実を5個だけ
ロケットストーブで焼きました。
次回の鎌倉エネルギーカフェは、
このロケットストーブ作りです。
午後はクリの板で
コースターを作りました。
クリの板を
好きな大きさに切り、
紙やすりでていねいに磨いて
荏胡麻油を塗って
完成です。
最後は、
午前中にクリのイガの汁に
漬けた布を取り出しました。
どんな模様になったかドキドキ、
開くたびに歓声が上がりました。
これは自分の作品。
うれしいなー。
最後みんなで
作品とともに記念撮影。
久しぶりに
食堂ぺいすに行きました。
たまたま偶然
今朝の電話で
大町に用事ができた
ということもありますが、
いちばんの目的は
今朝「じゅい展」のことを
フェイスブックで見かけて
それにとても行きたかったのです。
たてものを作っている時は
畳の上を無邪気に走り回る
幼い子どもだったのに、
今はこんなすてきに
絵で表現できるなんて、
とまるで「ホントのおじさん」のように
目を細めてしまいました。
とくに「音」の絵は
本当に感心しました。
また久しぶりに
私の大好きな胎内の間に。
私が一人
土に包まれた静寂の中、
佇んで絵を眺めていいると、
幼い女の子が楽しそうに
木登りを始めて、
私も楽しい気持ちになりました。
私は丸一日ずっとここに
座っていられる自信があります(笑)。
ぺいす夫妻には
いい迷惑だと思いますが(笑)。
教室改修工事が
3教室目に突入。
天井と壁に張る板は、
どの教室も同じ杉ですが、
‘いきもの’である杉は
赤だったり白だったり、
同じ赤でも
ピンクだったり褐色だったり、
筍のような模様だったり、
ムンクの絵のようだったり、
実に表情が豊か、
いや一つとして
同じ木目はないので、
やはり教室ごとに
少しずつ印象が
違うように思います。
これが工業製品にはない
魅力の一つです。
そんな目で教室の一つ一つを
味わってみても
おもしろいかもしれませんね。