まぶしい
藤沢い邸にて。
昨日の午後ご開帳。
春爛漫の朝日が
よりまぶしく感じます。
藤沢い邸にて。
土間と腰壁に貼る
敷瓦が届きました。
もっと正確に言うと、
藤岡で瓦を焼く五十嵐さんが
直々に届けてくださいました。
至るところでこの瓦を
使いたくなるのは、
達磨窯で焼く表情が
とてもいいから、
だけではないようです。
柏お邸にて。
下屋の野地板が
張られました。
板の等級は
「節」で頼んでいたのに、
大工の藤間さんが
三十数坪の板の中から
選りすぐってくれたため、
玄関を見上げた部分は、
まるで上小節を頼んだかのような
仕上がりとなりました。
藤間さんは
確かに時間のかかる大工ですが、
ちょっとしたところの
手間のかけ方が、
やはりさすがだな、
と思います。
武川の古民家にて。
一昨年末にできあがった
増築部分の外壁は、
ここ最近
きらくなたてものやで多い
柿渋コートを塗った杉板張り。
柿渋コートは外部用とはいえ、
徐々に退色していき、
またとくに塗膜が
あるわけではないので、
空気中の微かな塵や草木が触れると、
かすり傷のような跡ができたりします。
それはそれで、
自然な経年変化として
悪くないと思っていたのですが、
ここは色の退色はあるものの、
かすり傷のようなものが
ほとんどありません。
これは海の空気と
山の空気の違いなのでしょうか。
確かに海のまちは、
細かい砂粒の仕業だな、
と思うことがあります。
武川の古民家にて。
やはり海辺のまちより遅い春、
私たちのまちでは
ソメイヨシノが咲き誇る頃、
ここでは三本の梅が満開。
一昨年の春に作った
小屋の間に切り取られて
絵のように見えてきました。
ここは至るところ
日常の景色が
絵になる場所です。