窓の意味と意義を思う
八幡の松花堂庭園にて。
窓の意味と意義を思う
待合から見た風景。
弾丸関西帰省初日は、
日中家族とは別行動、
枚方、八幡方面に出かけ、
行くことを勧められた
松花堂庭園を訪れました。
このまちなかに佇む庭園は、
本当によかったです。
この庭園の中に建つ、
幾つもの小さな草庵、
竹を活かした
数々の造形、
参考になった、
というよりも、
自分が心惹かれるのは、
風景に包まれて
自然とそこに
なじんでいるたてもの、
小さくても
工夫と美意識が
凝縮されたたてものなので、
本当に私の
大好きなものばかりでした。
また連休中だというのに
あまり人がおらず、
ゆっくりと味わうことが
できたのもよかったです。
また季節ごとに
訪れたいです。
この竹垣のデザインと構成に
感動してしまいました。
藤沢い邸にて。
いよいよ
クリの厨房納品。
厨房家具にクリはよく使いますが、
このようにすっきり見える感じは
初めてです。
すっきりタイプも
これまでの框タイプも好き、
空間に応じて
選択していきたいと思います。
昭和の香り高き住まいの和室を改造し、
防音室を作りました。
いつも使っている素材たちは、
いい塩梅に音を反射し、
いい塩梅に音を吸収するので、
いわゆる既製の「防音室」ほどの
防音性能とはならなくても、
居心地のよい部屋としつつ、
そこそこの性能を
確保できるのではないかと
思いながら作りました。
壁と天井は既存の壁の上に
フォレストボード(スギ皮の断熱材)を挟んて
柔らかなサワラの板貼、
床はレッスンに耐えるように
堅いナラの板貼、
そして課題は
もっとも音が漏れる開口部、
とはいえ外の光を
遮りたくなかったので、
既存の障子の
敷居鴨居を使って
真空ガラスを入れた木建具を
嵌め込みました。
すると音は、
外の壁から5m以上離れれば、
それほど気にならない程度となり、
また室内の様子も、
山小屋の音楽室ような
装いとなりました。
春楽しみにしていることの一つ、
今年もきらくなさんぽんれすとらんin吉野邸を
開催しました。
きらくなさんぽんれすとらん、とは、
鎌倉エネルギーカフェを主宰する
きらくなたてものやと、
(→きらくな)
二十数年間
ソーラークッキングで料理を手がけている
西川豊子さんと、
(→SUN、さん)
オーガニックな素材で
絶妙においしいケーキを作る
ポンポンケーキの立道嶺央さんと、
(→ぽん)
鎌倉のまちなかにある
吉野邸のすてきなお庭をお借りして、
ソーラークッカーと
ロケットストーブ、
自然の恵みのエネルギーを
最大限使って
料理と食事を楽しもう、
という企画です。
今年で4回目かな。
年を重ねることで
様子が分かってきて、
私たちも成長し、
内容がより楽しく濃いものに
なってきています。
今年も、
企画者たちがいちばん
楽しんだのではないかと思うほど、
楽しませていただきました。
とくに私は、
ポンポンケーキのレオくんの
とても楽しそうな姿を見るのが
うれしいです。
年に一度と言わず、
せめて季節ごとにやりたい企画ですが、
そう思うくらいの頻度が
いいのかな。
ということで、
今日の様子は以下のとおりです。
調理器具は、
様々なソーラークッカーと
ロケットストーブ2台。
今回皆さんの協力で
ロケットストーブの
火が絶えなかったので、
料理も順調でした。
ロケットストーブ用の
薪の準備。
私は子どもたちを中心に
ノコギリとナタの使い方を指南。
意外にもこの作業は
子どもたちに大人気で、
とくに一人の女の子は、
ずーっとやってくれました。
レオくんは子どもたちと
季節のフルーツでタルト作り。
ちなみにいちごは、
いつもケーキ作りのために
使っている畑から
朝摘んできたそうです。
うーん、こちらも
むっちゃ楽しそう!
トレーに並んだ
焼く前のタルト。
すでにテンション上がる
色合いです。
ロケットストーブの上に置かれた
ピースオーブン(直火式オーブン)に投入!
午前いっぱい料理をして、
ちょうどお昼頃、
お昼ごはんができあがりました。
人参寿司とピラフ、
大豆のミートボールに、
キノコのシチュー、
それにソーラークッカーで焼いた
ココアケーキ。
ごはんを食べ終えたら
さっそくデザート。
先ほど作った
季節のフルーツタルトに
いちごジャムを巻いたクレープ、
またロケットストーブで煎った
オーガニックなナッツも。
おなかいっぱいになりました。