機能で意匠を作る
鎌倉で
建具の改修の仕事。
敷居をノイズレスレールとしたうえ、
両引分上下無双付雨戸を取り付けました。
本来雨戸は、
気密性、防水性を考えると
よくある溝のほうが
いいと思うのですが、
しかし操作性が
悪いのも事実。
日々のこととなると
なおさらです。
なので今回は、
日々開け閉めしやすいように
敷居はレール式としました。
両引き分けとしたのは、
もともとそうだった
ということもありますが、
敷居鴨居の奥行寸法を
抑えられます。
建具は
カギを締めても通風できる無双付。
この窓は西向きなので、
日射遮蔽の役割も果たします。
その結果がこのデザイン。
今回はここ単体の仕事でしたが、
家全体でも単体でも、
機能が意匠を作ることが大好きな
きらくなたてものやです。