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2018年9月26日

手で作ったものだからこそ

カテゴリー: 新築の仕事 逗子た邸

逗子た邸にて。

洗面所には、
建主さんのお友だちが
焼いたタイルを張りました。

手作りだけに
サイズはまちまちでしたが、

手作りだからこその
深みのある味わい、

このタイルを活かそうと、
このタイルを並べてみて
測った寸法で、

洗面所の台の幅の寸法を
決めました。

納まってみても
本当によい感じです。

この味わいは、
五十嵐さんが達磨窯で焼いた
敷瓦に通じるものがありますね。

なお洗面ボウルと水栓は、
最近のきらくなたてものやの定番の一つ、

TOTOのSK106と、
2つの真鍮水栓です。

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2018年9月22日

米の花 上棟

カテゴリー: 新築の仕事 米の花

前日の天気予報だと
午後3時ごろから
雨が降る予報でしたが、

その頃には
棟が上がっているだろうという見通しで
建前決行。

すると10時のお茶の時間の頃に
ぱらぱらと降ってきて、

あれ天気予報と違うやん
と思っていたのですが、

その後はみるみる晴れていき、
むしろ暑いくらいに。

雨が降ることは
ありませんでした。

ある意味で
お天気に恵まれました。

さて今回のこのたてものは、
小規模な平屋のため
柱勝ちの石場建て。

ホントは石の上に建てる予定でしたが、
地面の下に眠っている文化財の影響で
土間コンの上に建てることになりました。

そして今回も
レッカー車を入れずに手興し。

今回は敷地内に
レッカー車を据えようと思えば
据えられましたが、

2階床梁がない分
大きな部材が少ないので、
そうすることにしました。

職人たちの掛け声と笑い声(笑)、
そしてカケヤを叩く音だけが響く手興しが
好きです。

なお「笑い声」に関して言うと、
上棟祝いの宴の後の立ち話で、
建主さんのご両親から、

すばらしいと
ホメていただきました(笑)。

そんな楽しい雰囲気の中で
順調に作業が進み、
午後3時前に無事上棟。

最後はいつもの恒例、
建主さんが叩いて納めました。

その後は屋興しと垂木を納めて
充実感いっぱいの夕暮れ。

今日もよい「おまつり」でした。

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2018年9月18日

ここにしかない壁

カテゴリー: 新築の仕事 逗子た邸

逗子た邸の室内の壁は、
8割がた自分たちで塗って
仕上げているのですが、

今日うかがってみると
いつのまにか楽しそうな壁が
できあがっていました。

指先で気ままに描いた波が立ち、
家族みんなの手形がついた、

‘ここにしかない’壁です。

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こね返す

久しぶりに
ここだねの子たちと再会。

茅ヶ崎で泥をこねて以来でしょうか。

そして今日も
小田原で泥とともに
再会しました。

今日は約1年前にこねた泥を
さらに藁を混ぜてこね返しました。

再度たくさんの人の
愛と汗が練り込まれて、

地の土が
ますますよい感じに
なりそうです。

手間かければかけるほど、
よくなるんだな、ということを
体感しました。

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2018年9月17日

秋晴れの下カキシブ隊

カテゴリー: 新築の仕事 米の花

今日は作業するには、
暑すぎないちょうどいい感じで、

建主さんとその子どもたちとで
「カキシブ隊」でした。

今日塗ったのは、足固めと土台。

わりとたくさんありましたが、
終始子どもたちががんばってくれて、
なんと14時終了!

子どもたちは、
どうやら近所の中華料理屋につられて
お父さんとともに来てたみたいですが(笑)、
すごいがんばりようでした。

またお父さんに負けず劣らず(笑)
たくさんおしゃべりしてくれたので、
とても楽しかったです。

これでこのたてものの
カキシブ隊は終了。

今週末、いよいよ建前です。

楽しみ!

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2018年9月14日

どこでも好き

カテゴリー: 新築の仕事 逗子た邸

逗子た邸にて。

居間と寝室の間、
いわば家の中心というべき場所を
土間としました。

直前までは
床が張られていましたが、

実は約50年前、
元々の設計が
そうだったようで、

結果として
元に戻した感じです。

土間の仕上げは、
きらくなたてものやが大好きな
五十嵐さんが焼いた敷瓦。

伝統工法のたてものだろうが、
2×4のたてものだろうが、

やっぱりこの表情は
どこでも好きです。

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楽しそうな声とあたたかな目のおかげで

カテゴリー: 新築の仕事 逗子た邸

逗子た邸にて。

2×4の家の改修ですが、
寝室に土を塗りたいとのことで、

棕櫚縄をくるくる巻いた竹を
壁に打ち付け、

そこに荒壁土を塗りました。

塗り方は、
いつもの手塗り

手塗りだと、
小さな子どもも
作業に参加できます。

実はこの表情が
とてもよかったりするのですが、

私があとで
鏝で均させていただきました。

今日は夜遅くまで
かかってしまいましたが、

日中の子どもたちの楽しそうな声と
大人たちのあたたかな目のおかげで

心地よい疲労感でした。

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2018年9月13日

地のもの、自分たちで作り上げていく

行政手続きに要すること約1年、

その間所員が各役所との協議に
奔走してくれたおかげで

農産物加工所づくりが
ようやく始まります。

地の竹、地の土を使って、
ご縁のある方たちとともに
半年間作り上げていく
物語となる予定です。

地鎮祭のお供えものも、
海のもの以外はほとんど
自分の畑で採ってきたもの。

四方の竹もそうですね。

自分たちで作り上げていく、
という姿勢が

象徴されているような
地鎮祭でした。
 
 
ところで最近思うのですが、
土と近い暮らしをされている方々は、

自分たちが主体となって
暮らしを作っていくということを
当たり前のことのように
考えているように思います。

たくさん苦労もあるだろうけど、
しかし目の前にたくさんの
楽しみがある。

土とともに暮らすことに
可能性を感じる
きらくなたてものやです。

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2018年9月10日

小雨舞う中カキシブ隊

カテゴリー: 新築の仕事 米の花

時折小雨が舞うお天気でしたが、
雨に濡れない小屋の中で、
柿渋塗利の作業を進めました。

今日は
茅ヶ崎のユカイな大人たち
3名の方にお手伝いいただき、

前回とは異なり、
オトナの会話。

いろいろと楽しい話を
聞くことができました。

話してばっかりでしたが(笑)、

無事小屋梁と柱を
三時のおやつの時間まで
塗りきることができました。

これくらいの時間に終わると
事務所に帰って
仕事できる余力を
残すことができるので、
ありがたいです。

次回は17日。
足固めを塗る予定です。

午前には終わるかな。

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おやつの時にいただいた
自家製プルーン。

プルーンというと、
どろっとした液体のほうが
思い浮かびますが、

こりゃうまい!

ぱくぱく食べてしまいました。

Kさんがプルーンのステキさを
力説するだけのことはありました。

2018年9月3日

いよいよ再開

武川の古民家にて。

この夏小休止していましたが、
9月中旬より再開!

いよいよ第二期完成に向けて
動き始めます。

11月には土間タタキの
ワークショップも予定しています。

作業だけでなく、
ここでの出会いや再会を
楽しみにしています。

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