いよいよ
鎌倉浄明寺は邸にて。
先週末に
建築確認申請が下り、
都市計画上の
手続きも含めて
長い長い行政手続きが
ようやくすべて完了しました。
そこでさっそく
今週から基礎工事も開始、
かたちが見え始めることに
なります。
ここへ通う頻度が
ますます上がりそうです。
先週に引き続き、
今日も鎌倉浄明寺は邸のカキシブ隊。
先週は建主さんご家族と
私だけでしたが、
今回は、
建主さんのお友だちが
6名も来てくれて、
楽しくにぎやかに
手を動かすことができました。
いや私は、
屋根のかかる場所でしか
塗れなかったので、
もっぱら運び屋でしたが(笑)。
私も約20年前、
自宅を建てた時は
大学時代の友人に
とても助けてもらいましたが、
今日の様子を見て
その時のことを
思い出しました。
やっぱり学生時代の友だちは
宝だなあ。
こうして
たくさんのお手伝いが
来てくれたおかげで、
垂木と小屋梁、床梁の一部を
3時半頃には全て
塗りきることができました。
日が長い季節とはいえ、
明るい時間に帰路につけるのは
うれしい!
次回は
8月17日(土)の予定です。
また楽しくなりそうだなー。
こんなに大ぜい!
時として子どもたちも
ものすごい集中力で
塗っていました。
お昼ごはんは、
冷やし中華。
蒸し暑い日に
とても合いました。
今日の成果の一部。
鎌倉は二階堂、
丘の上に立つ改修現場にて。
元々間仕切りの襖が
入っていたところに
防音を兼ねて
土壁をこしらえることに
なりました。
竹を割り、
小舞をかき、
追いスサをして
土を練り、
土を塗る。
その作業の手は、
建主さんとその仲間たち。
常に楽しいお話が
飛び交って、
一日があっという間に
過ぎていきましたが、
皆さん手際よく、
明日も丸一日
作業を予定していましたが、
あと半日もあれば
終わりそうです。
土の仕事は
仕事した!という充実感が
感じられるので
やっぱり楽しいですね。
そしてこの日を皮切りに
晩秋までこの日々が続くと思うと
うれしいです。
なんかこの仕事するために
図面描いているみたいだな(笑)。
上里は邸にて。
本日夕方、引き渡し。
約2年にわたる
長い長い物語が
一区切りしました。
打ち合わせしていた頃は
生まれたての赤ん坊だった子も、
広いおうちの中で
走り回っています。
引き渡し直前に
障子の張り替えのご依頼を
いただいたため、
筬格子戸に納まっていた障子が
お出かけ中でしたが、
それがかえって、
引き渡し時のたくさんの思いが
透けて見える様子を
象徴しているように感じました。
達成感とともに
さみしい気持ちで
この場を後にしましたが、
直後に建主さんからも
さみしいですとメールが来て、
時間かかってしまったけど、
そう思ってもらえる仕事ができたのかな、と
充実した心持ちで帰路につきました。