なじんでよかった
食堂ぺいすにて。
昨秋の台風で
だいぶやられてしまった外壁を
張り替えました。
新しく張った壁ですが、
元の部分となじんでよかったです。
鎌倉は邸の竣工写真シリーズ。
(畑拓さん撮影)
居間を見返すと、
学習コーナーがあります。
ガラス張りなので
居間の一部のような。
それでいて
独立した部屋です。
今日は一日、
伊豆の竹林で作業。
11月の新月に伐った竹を
山から下ろし、
所定の長さに切る作業です。
この作業のために来るのは
二度目ですが、
えー、11月だけで
こんなに伐ったの?
というくらい、
途方に暮れるほど
作業が終わらない。
しかも2tトラック一回では
とうてい運び出せない量。
少し遠いけど、
また来なければ。
でもここで仕事するのは
本当に気持ちいいので、
実は楽しみだったりして(笑)。
しかしこれを全て
割ると思うと、
気が遠くなる…。
体幹トレーニングと思って
取り組みます。
トラックに積んでもなお、
まだこれだけ竹林の中に
積んであります。
(しかもこれだけじゃない)
二宮のちっちゃな小屋にて。
少し前ですが、
屋根が仕上がっています。
ガルバリウムの生地の色。
今朝所用で立ち寄ったのですが、
雨が落ちてきそうな雲の色と
同じ色をしていました。
ということは、
雨の日は屋根が
雨の気持ちを
映し出すように同化し、
、
晴れの日は
太陽の輝きを返す。
そんな屋根も
いいなと思いました。
無農薬で作った
お米の藁を
たくさんいただきました。
これで今年いっぱいは
足りるかな。
藁を手に入れるだけでも、
たいへんなこのご時世、
さらに無農薬の藁と
ご縁をいただけること
本当にありがたいことです。
竹といい、藁といい、
大地とのありがたいご縁で
成り立つ工法です。
新年の第二土曜日、
葉山ピスカリアの
年始営業初日に、
きらくなたてものやでは毎年恒例の
新年会が行われました。
メンバーは過去現在未来の
建主さん7家族と大工3名、
(ピスカリアも含めたら8家族)
そしてきらくなたてものやの所員たち。
たてものや暮らし、
また自主施工の話などを肴に
とてもにぎやかな3時間でした。
そして年を重ねるたびに
子どもの数が増えていきます。
数年前は、
きらくなたてものやに
ご縁のある方々の中から
おめでたいことに
1年間で10人の赤ちゃんが
誕生しましたが、
その影響が
じわりと新年会にも
影響しているようです。
血はつながってませんが、
お会いする機会が
たびたびあるからでしょうか、
誠に勝手ながら、
甥っ子姪っ子のような感覚。
こんな感覚も含めて
家族を超えた親戚のような
大家族のような集まりでした。
これも同じような物語を共有できる
現代版結の賜物、
今年も変わらず続けて
ご縁の広がりを
楽しみにしたいと思います。
みなさん、楽しい時間を
ありがとうございました。
今年度の木の建築塾第5回開催。
これまでこの場で
ご紹介し損ねてしまっておりましたが、
今年度は
「住まいの部分を掘り下げる」
というテーマで、
大先輩の高橋昌巳さんと
その分野に関わる職人さんと
私とで、
技の掛け合いのように
話を進めています。
お話しをする立場としても、
自分の考えや美意識などを
お話しできる喜びに加え、
それと対比して
他の方々のお話を
同時に聞けることが
本当に楽しいです。
共感できる点、
少し考え方が違う点、
それら全てが
参考になります。
さて今回は「水廻り」のお話。
どの家にも必ずある
水廻りですが、
木の建築だからこそ、
よくよく考える必要があります。
なぜならば、
木は水があることで
傷んでいく一方で、
プラスティックでできた
ユニット製品に置き換えれば、
よっぽど楽かもしれませんが、
自分たちの大好きな場所とするためには、
それらに闇雲に頼らずに
木を見せていきたいと
思うわけです。
しかしその場合は、、
少しでも長持ちできるように
納まりを考えることが
とても大事になります。
それと厨房。
厨房は
動きを考えながら
様々な要素が
小さな場所に
凝縮された場所、
設計者として
建主さんと密にやりとりしながら
それらをまとめることが
できた時の喜びはとても大きく、
考えるのが
大好きな部位の一つです。
このために今日は
私自身が充実し、
とても楽しませていただきました。
お話の中で出てきた
この写真の中にも、
水廻りの納まりに関する思いが
凝縮されています。