はしごの日
寒川な邸にて。
茅ヶ崎と平塚の現場での
打合せ時間の合間を縫い、
20分ほど現場に立ち寄って
2カ所の壁に縦簀を入れました。
現場同士が近いと
ホントありがたいです。
これで現在はしごで
昇り降りしている
階段室を見上げると
美しい竹の格子で
包まれることになりました。
扇ガ谷のちっちゃな小屋にて。
秋のからっとした
お天気が続いたので、
早くも土壁が
乾いてきました。
なお竹小舞が
残っているのは、
やっぱり家族でがんばった
仕事の証を見せたいとのことで
急きょ塗り残すことにしました。
明り取りにも
なりました。
今日は鎌倉梶原み邸の
カキシブ隊。
カキシブ隊は
大荒れなお天気でないかぎり
行いますが、
それでもやっぱり
すかっとした秋晴れの下での作業は
とても気持ちよかったです。
今日塗ったのは
2階の胴差と床梁。
ほぼほぼ全て
8寸以上の材で
運ぶのが
たいへんでしたが、
もくもくと作業は進み、
2時には全てを
塗り終わることが
できました。
明日はちょっと
腰にきそうだな(笑)。
お昼ごはんは
その場で作った焼きそば。
先週から都内某所で
古い家の外壁改修工事を
進めていました。
既存の外壁板は
かなりくたびれていたけど
外見や床下を覗くかぎり
骨組みはそれほどでもないと思って
板を剥がし進め、
また約20年前
改修した際に貼ってあった
透湿防水シートを剥がすと
びっしりと
シロアリがいらっしゃるでは
ありませんか。
そして見事にマツの梁が
食べられていました。
こういう時、
シロアリはオソロシイ、
やっぱり駆除しなければ、
という話の流れに
なりがちなのですが、
シロアリさんが
なぜそこにいらっしゃったのかを
考えたときに、
理が通ることが
多いんですよね。
詳しいことはさておき、
それらを考えると
シロアリさんは私たちにとって
やみくもに忌み嫌う存在ではなく、
気づきの存在だと思うのです。
どうしても駆除しなければ
ならない場面はありますが、
彼らも必死に生きています。
そしてシロアリさんだけではなく
全ての生きとし生けるものが
そうなんだ。
全ての存在に
意味がある。
そう考えてこれからも
シロアリさんと
向き合っていきたいと
思います。