2017年8月13日
真夏の‘修行’
埼玉県と群馬県の境、
上里町でドロをこねました。
時期が時期だけに、
高速道路がとても混むと思い、
前日深夜に現場に向かい、
上里SAで車中泊、
今朝の道路状況を見ると
正解でした。
さて今回練る土の量は6立米。
先月狭山で練った土の量の約3倍、
庭先に原土がどさっと置かれた様子を見ただけで
‘うわー…’とつぶやいてしまいました(笑)。
幸いカンカン照りの
猛暑日ではなかったのですが、
それでも水分補給した分だけ
汗で流れ落ち、
また作業中ずっと、
藁を切るかスコップで泥を運ぶか
泥を相手に足踏み運動をしていたので、
さすがに夕方頃には
足腰がへばってきました。
前日車中泊というのも、
修行のような作業に
拍車をかけましたね(笑)。
いいトレーニングと言えば
トレーニングでしたが。
しかし左官屋が持ち込んだ耕運機と
みんなのがんばりのおかげで
なんとかかんとか
夕暮れまでに全てを
練りきることができました。
練った後は、
2間×1.5間の「泥のプール」に
泥が股下まで埋まるほどに。
油断すると
身動き取れない深さでした(笑)。
帰り道、高速道路が
大渋滞していたこともあったので、
近所の銭湯に入り、
車の中で少しだけ寝ようと思ったら、
さすがにぐっすりと
眠りこけてしまい、
起きたら午後11時過ぎ。
しかし帰りの長い道中を考えたら
それくらい寝てよかったです。
耕運機がなければ、
終わっていませんでした。
機械はすばらしい(笑)。
ここは古民家の改修なので、
処分する予定の畳の藁を
切って入れました。
それ以外にも、
鎌倉から持ち込んだ
畳の藁も混ぜました。
土壁は、
捨てるはずのものも
使えるのです。
こんな時間になるまで
みんながんばりました。