2019年7月4日
未来を感じる壁
上里は邸にて。
この家の壁の大半は、
荒壁仕上げ。
土の産地、
藁の配合、
寝かした期間、
塗った季節、
塗った場所、
誰が塗ったか、
それらの条件によって
同じ家でも微妙に、
いや
全く表情の違う壁が
立ち並び、
壁ごとに
話しかけたくなります。
どれ一つとっても
同じものはないということに加え、
その後の経年変化、
あるいは
本来だったら下地のため
その後どうにでも
変化できる余地があるという点も、
未来を感じます。