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2020年1月10日

水廻りを語る

今年度の木の建築塾第5回開催。

これまでこの場で
ご紹介し損ねてしまっておりましたが、

今年度は
「住まいの部分を掘り下げる」
というテーマで、

大先輩の高橋昌巳さんと
その分野に関わる職人さんと
私とで、

技の掛け合いのように
話を進めています。

お話しをする立場としても、
自分の考えや美意識などを
お話しできる喜びに加え、

それと対比して
他の方々のお話を
同時に聞けることが
本当に楽しいです。

共感できる点、
少し考え方が違う点、

それら全てが
参考になります。

さて今回は「水廻り」のお話。

どの家にも必ずある
水廻りですが、

木の建築だからこそ、
よくよく考える必要があります。

なぜならば、
木は水があることで
傷んでいく一方で、

プラスティックでできた
ユニット製品に置き換えれば、
よっぽど楽かもしれませんが、

自分たちの大好きな場所とするためには、
それらに闇雲に頼らずに

木を見せていきたいと
思うわけです。

しかしその場合は、、
少しでも長持ちできるように
納まりを考えることが
とても大事になります。

それと厨房。

厨房は
動きを考えながら
様々な要素が
小さな場所に
凝縮された場所、

設計者として
建主さんと密にやりとりしながら
それらをまとめることが
できた時の喜びはとても大きく、

考えるのが
大好きな部位の一つです。

このために今日は
私自身が充実し、
とても楽しませていただきました。

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お話の中で出てきた
この写真の中にも、
水廻りの納まりに関する思いが
凝縮されています。