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2020年5月3日

風景が際立つ

鎌倉浄明寺は邸の
竣工写真シリーズ。
(撮影:畑拓さん)

東西南面に面した窓は、
全て同じ間隔で
横桟が入っています。

自宅をはじめ、
たまにやることなのですが、

窓全体のプロポーションが
ととのうだけではなく、

向こうに見える風景が
切り取られることにより、

風景がより際だって
見えるような気がします。

レーモンドが設計した
日光のイタリア大使館を
見学しに行った時も、

同じように感じました。

横桟を入れる時に
すごく気を使うのは、

割付と横桟の見付寸法。

少なすぎると
間延びして感じるし、

多すぎると、
うるさいし、

また細すぎると
邪魔に感じるし、

太すぎると
野暮ったいし、

施工性も確認しつつ、
ちょうどよいのは
どこにあるのか、

探す旅が
続くことになります。

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