2008年2月2日
紙で包まれた世界
カテゴリー: 鎌倉く邸
居間に接する
四畳半の畳の間。
居間とは、
引き込み可能な三本の襖で、
仕切られています。
また押入には、
引き違いの襖、
二面ある外との窓には、
引き違いの障子、
いわば「紙」で囲まれた
世界なのですが、
昨日の朝、
ここを訪れてビックリ。
朝陽をたっぷり浴びて、
そのあたたかさを紙が包み込み、
暖房を入れていたのではないか、
と思うくらい、
あたたかったのです。
昨年の夏、
高知に旅したとき、
紙を作る工程の
たいへんさと繊細さに
驚いたものですが、
昨日その機能にも、
驚かされた次第です。
そしてこの間に居ると、
やはり何か、日本人として、
心落ち着くものがあります。
改めて日本の、
機能を備えた美、
美を備えた機能、
日本のココロなるものを、
肌で感じました。