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2008年2月18日

棟上作業を見学

カテゴリー: 今日のできごと


今、色々な仕事でご一緒している大工が、
八王子で棟上作業を行うというので、
夕方、見学に行ってまいりました。

既存の古材を活用した
石場立て、足固めによる
伝統構法の建物です。

やはり他の方の仕事でも、
棟上作業は見ていて面白いですね。

とくに石場立ての仕事は、
「さす」仕口が多く、
(そういえば今日に関しては、
継手をほとんど見かけなかったなあ。)
木組みの手順がものをいうので、
複雑なパズルを見ているようです。

見学していたら、
あっという間に、
時間が過ぎ去っていきました。

ところで、
現場で設計者の方と
少しお話しする機会を
いただいたのですが、
この建物は「限界耐力計算」にて、
構造解析を行ったらしいのですが、
去年の法改正前(6/20前)に
確認申請を提出したとのこと、
なるほど。

しかし今、同じ方法で
取り掛かっている案件は、
建築確認審査に、
何と半年はかかるであろう、
とのことでした。

うーむ。

伝統構法の道が
全く閉ざされたわけではないのですが、
既存建物の改修を含めて、
とてもやりづらくなりましたね。

何とか同志と、
道を拓いていきたいと思います。