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2010年6月1日

樋を沈める

カテゴリー: 八王子や邸


外壁を漆喰などの
左官仕事で仕上げる場合、
施工性を高め、
細かなひび割れを
できるたけ減らすために、
壁になるべく角が立たない
納まりを考えます。

例えば出隅は、
塗り回すと柔らかい雰囲気が出て、
それはそれでいいのですが、
私の場合、
それぞれの面に
壁を見切る木の枠を
入れることが多いです。

それだけで見ると、
カタい印象になるのですが、
外壁の出隅には、
通常雨樋がきます。

すると、
枠と枠に囲まれたところに
雨樋を納めれば、

とってつけたような
感じではなく、
雨樋が沈んで見えて、
また雨樋の丸型が
面取りのような印象を
与えてくれます。