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2010年11月8日

雨の道が大事

カテゴリー: 今日のできごと

現在古い建物の
改修工事を行っています。

こうした建物の
改修工事に取り組むと、
今自分が手掛けている家の
将来の姿を
想像することができるので、
とても勉強になります。

今回とくに
気づいたことは、
如何に雨水の道の
設計が大事かということ。

屋根のかけ方、
雨樋か、雨落ちか、
これで雨水の道が
決まるわけですが、

雨樋の一部が
劣化するなどして、
雨水の道が破綻すると、
その周囲の傷みが
目立ちました。

雨樋があったとしても、
そうした箇所が生じると、
むしろその部分が
悪さをしているような
印象すらあります。

設計の段階で、
何とか雨樋の存在感を
消したいと思うことが
正直あります。

屋根の形状が、
複雑になれば
なおさらです。

しかしこの現状を
見るにつけ、
大事に設計すべきこと、
大切に管理すべきこと
の一つだということを
改めて思いました。