2011年6月10日
縦樋取付@鎌倉た邸110610
カテゴリー: 鎌倉た邸
板金屋さんが、
銅の縦樋を取付。
相変わらず銅は、
取付直後は眩しいほど
光っていますが、
しばらくすると落ち着いてきて、
木の色、とりわけ柿渋を塗った木と
色が合ってきます。
またこの家の外壁は
構造材を覆い隠す
大壁なのですが、
出隅は塗り回さずに、
それぞれの面を
幅(というか奥行)7cmほどの
見切材で縁を切っています。
そのために、
見切材で挟まれた部分に
縦樋を納めることができるので、
縦樋が沈んで見えることに、
あるいは縦樋の丸い形状が
面取りのように見えることになります。
そもそも渡りアゴで組む家は、
出隅部分にぴょこぴょこと
木材の小口が出てくるので、
この納まりのほうが
納めやすいということも
ありますけどね。
最近よく採り入れる
納まりです。