ブログ
2005年11月5日

みずがき山の秋景色


水墨画のように、手前は畑、中間には小高い山、そして奥にはみずがき山。
山の景色は、層状に連なるこの遠近感により想像力をかきたてる。

このように山の美しい景色を見ると、
「山のあなたの空遠く、幸い住むと人のいう」
という詩を思い出す。

幸せはきっと目の前にある。
そこから、そこから。
だけど、たまには遠くを見て、幸せのその先を想像する時もあっていい。
現実と未来が、行ったり来たり。

みずがき山。この圧倒的な存在感が、想像力の反作用を増幅する。
この山をじっと見つめていると、少しのけぞりそうになる。

それにしてもこの澄んだ空気。秋だなあ。

惜しむらくは高圧電線。
そういえばこの写真を撮るのにも、電線をかいくぐって撮った。
この異物は何とかならんかいのう。