2011年6月15日
格子組@手広た邸上棟
カテゴリー: 鎌倉手広た邸
最近設計する家では、
意匠と構造を兼ねた
格子組みを取り入れることが
多いのですが、
とくに手広た邸は、
玄関上にそれがあるため、
この家の表情を印象付けます。
その裏にある
ガラス張りのサンルームの
目隠し代わりという
思惑もあります。
細かい間隔の格子なので、
刻むのも大変だったと思いますが、
柿渋を塗るのも大変でした。
また材の寸法2寸×3寸と、
小ぶりなのですが、
こうして全部組んでみると、
ずっしりと重く、
運ぶのも一苦労でした。
色々と大変な格子ですが(笑)、
実に日本的なこの装置、
またどこかで
取り入れていきたいと思います。