よし、クリスマスはクリのタルトかアップルパイだ
最近の原発絡みの記事を見るにつけ、
如何に電気エネルギーから脱却するか、
ますます強く意識するように
なってきています。
そこで家庭での電力需要の
様子を見てみると、
エアコンに電気カーペットを含めれば、
約30%が空気加工のために
使われています。
住まいを作る立場の者として、
住まいや空気加工のあり方について
いろいろ考えがあるわけですが、
ここは視点を変えて、
私たちの暮らし方に、
何か改善できる点がないか、
考えてみました。
そこで今回目を向けたいのは、
私たちが毎日三度いただく
「食」です。
よく「旬のものを食べましょう」と
教科書めいたことを言われますが、
寒いときに、あるいは寒い場所で
採れる食べものは身体をあたため、
暑いときに、あるいは暑い場所で
採れる食べものは身体を冷やし、
私たちが長い長い歴史の中で
気候風土に揉まれ、
厳選してきた食べものと私たちの関係は、
そのように実にうまくできているようです。
これを表にあらわしたものが
この「食物の陰陽表」です。
その表を見ていただければ、
例えば寒い寒い冬の朝、
身体をあたためようと思って、
熱帯で採れるものを原料とした
ホットコーヒーやホットココアに
牛乳を混ぜて飲んだら、
かえって身体を冷やすことに
なることが分かります。
コーヒーに合うからといって、
パンにマーガリンを塗って食べたら、
なおさらのことです。
こうした見方で
食べものの選択を変えれば、
もしかしたら私たちの身体の
空気加工に対する依存度が
少しでも下がるのではないかと
密かに期待しています。
ということでクリスマスのお祝いは、
生クリームと白砂糖がたっぷりのケーキではなく、
クリのタルトかアップルパイは
いかがでしょうか(笑)
ちなみにお飲み物は、
タンポポコーヒーで。
その点、
日本の伝統的なおせち料理は、
よーくできています。