横浜す邸、上棟
昨日から降り続いた雨は
深夜に上がり、
雨上がりの朝、
横浜す邸の建前が始まりました。
実は昨日今日と二日間、
建前を予定していたのですが、
昨日は数日前から
雨の予報だったので、
開始を今日に延期。
そのかいあって、
暑いくらいのよいお天気の中、
順調に木が組み上がりました。
平屋で約50坪、
土間部分は元々
後回しにする予定だったので、
今回は約40坪が作業の対象、
それでもかなり広い面積でしたが、
昔ながらの工法を理解した
気心知れた仲間の大工9人により、
夕方5時過ぎには、
棟木を上げることができ、
昨日の雨天中止を
挽回しました。
内心私は、
今日ここまで辿り着くことを
期待していましたが、
それにしても
大工たちの技術と
チームワークは、
実に見事でした。
そして何よりも
棟梁の船戸さん、
約5カ月の間、
最後1週間に2人の応援があった以外は、
ほぼ一人で作業。
ここに辿り着くまでの
集中力と持続力は
計り知れないものが
あったと思いますが、
本当におつかれさまでした。
ゆっくり休む間もなくて
たいへん恐縮ですが(笑)、
引き続き約半年の間、
よろしくお願いいたします。
ご覧のとおり、
春の青空と
満開のツツジに
囲まれて建前。
気持ちよかったー、
を通り越して、
昼前からは、
夏が来たかのように
暑かったです。
材木は陽の光にさらされて、
柿渋の色がしっかりと乗っていました。
大工がカケヤを叩く姿と
響き渡る音は、
本当に気持ちよいです。
建主さんが用意してくださった
お昼ごはんの牛丼。
食欲をそそる香り、
たまりません。
きらくなたてものや所員は、
作業を横目にほぼ一日カキシブ隊。
3人で小屋束に柿渋塗り。
破風板、鼻隠しは、
柿渋コート塗り。
夕暮れ手前。
あと少し!
少し風が
冷たくなってきました。
最後の棟木は、
棟梁自らの手で納めました。
棟木は建主さんに
叩いてもらうことが多いのですが、
今回は足場がなくて
高い所に慣れてないと危険だったのと、
夕暮れ目前だったので、
すみません、
棟梁だけにさせていただきました。
夕暮れの空にそびえる幣串。
そして今回は、餅撒き。
やはりこれは楽しいです。
受け取る人たちも大喜びでした。
準備してくださった建主さん、
どうもありがとうございました!
餅を撒き終わり、
どっぷりと陽が暮れた後、
現場に紅白の幕を張って上棟祝いの準備。
すごいごちそうです。
車で来ざるをえず、
お酒が飲めない人に
少々後ろめたさを感じつつ、
建主さんおススメの
おいしいお酒をいただき、
ゴキゲンな気分で中締め。
今回もすばらしい上棟でした。