技術者から、持続可能なエネルギーを学ぶ
今年で第三期を迎えた
鎌倉エネルギーカフェ。
今日はその初回、
老若男女、実に様々な属性の
17名の方にお集まりいただきました。
こうして継続して
賑やかに続けられることを
本当にうれしく思います。
今年から
鎌倉で同様の取り組みをされていた
「たいよう講」と力を合わせて
開催することになったのも
大きな要因ですね。
同志が手を取り合い、
力を合わせることも
単なる足し算ではない
エネルギーの蓄積に
つながることを感じます。
さて今回は、
技術者が語る、持続可能なエネルギー
というテーマのもと、
前田康之さんから
お話しをいただきました。
ちなみに前田さんは、
会場のカジュアートスペースの女将、
たなか牧子さんの従兄にあたる方です。
お話の中で
まず印象的だったのは、
ビールの話を引き合いに、
どの分野の「技術」が発達するかは、
時の政策や制度と深く関わりがあること、
とりわけエネルギーの分野は国策であり、
国家安全のための道具であることから、
よりその色合いが濃くなるようです。
その後、LNG、シェールガス、
太陽熱利用、水素利用、燃料電池など、
エネルギーに関連する技術のお話しを
お聞かせいただきましたが、
それぞれの具体論はともかくとして、
持続可能なエネルギーの獲得に向けて、
星の数ほどいらっしゃる技術者が
それぞれの分野で
日夜努力をされているのだな、
ということを感じました。
それらの技術が
陽の目をみることができるかどうかは、
採算性も含め、
技術上の様々な課題を
一つ一つ解決していく一方で、
技術が政策と
深く関わっているのならば、
技術者ではない私たちにも
できる何かがあるということです。
そう、政治や政策に目を向け、
市民として望む将来像を描き続け、
訴え続けること。
その大切さを
改めて思いました。
叩いたらすぐ響くような手応えは
ないのかもしれませんけれども、
このまちで地道にエネルギーカフェを
続けていきたいと思います。
前半は、
前田さんのお話。
お楽しみの
「自慢の一品」持ち寄りによる
カフェの時間。
来週の茅ヶ崎エネルギーカフェで
講師をしてくださる西川さんが
来てくださり、
太陽熱をふんだんに使った様々なおやつが
とても印象的でした。
後半は、
三つの班に分かれて、
いただいたお話の感想を共有し、
このまちの未来を
思い思いに描いていただきました。
各班の発表。
一時間半、同じお話しを聞いたのに、
三班三様の議論の展開だったようです。
それがエネルギーカフェの
面白さでもありますね。
今日も一日、
楽しく有意義な時間を
過ごすことができました。