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2006年4月19日

来ないにこしたことはないが、来てよかったと思う話

カテゴリー: 今日のできごと

うちの子どもたちは、必要以上に賑やかである。
必要以上に声がでかい。
また姉弟ともに声が甲高いので、必要以上によく響く。
子どもたちが家の中にいる中で仕事をしていることが多いが、遊んだりけんかしたり、まあうるさいもんだ。

しかし、ヨメとともにどこかに遊びに出ていったり、長い間一人家で仕事をしていると、普段はあり得ない静けさになんだか少し寂しく、そして帰宅して急にバタバタする音を聞くと、妙に安心した気持ちになるものである。

ヨメについても、まあ似たような話だ。

ところで今日は一日、二俣川で来るべき「自転車生活」を送るための事前講習を受けていた。
講習の最後の時間、実際に起きた事故の話を記録した映画を見た。
酒酔い運転のおじさんが5人の集団に突っ込み、5人とも即死させてしまったという事故だ。
被害者の一人の家族は、夫婦と子ども2人。我が家と同じ構成だ。
その事故によって奥さんの命が失われたのだが、映画ではその残された家族の悲劇と、そして加害者の家族をも分解してしまう様子を映し出していた。

考えたくもないが、自分に置き換えて想像してみると、そんな世界は想像できない。想像が途中で無意識に止まるというべきか。

本来は交通安全に関する講習であったが、当たり前と思っていた存在の大きさを改めてまざまざと再認識するよい機会であった。

また、12時限あるそれぞれの講義が時間より早く終わることが多く、けっこう空いている時間が長かったので、内職をしたり本を読んだり深く考えごとをしたり、普段はなかなかできないことに手をつけることができた。
また、普段当たり前のように存在する仕事の時間に対して、飢える気持ちが高まったりもした。

自分にとって1ヵ月半に及ぶ「自転車生活」は、この時期の必然だったのかもしれない。

ところで、この講習の参加者は、相対的に喫煙者が多いような気がする。
何でだろう?