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2006年5月14日

気ままに話し合うということ

カテゴリー: えこびれっじ

今日はコーポラティブハウスの総会の日。
今日も朝10時から夕方6時まで、びっしりと議論。
住民の皆さん、毎回毎回長い時間ありがとうございます。

これまでは総会で皆さんの意見を集約していく方法として、アンケートやKG法といった手法に頼ることが多かったが、最近の総会では、どちらかというと自由に意見を述べてもらうという時間が増えている。

これはコミュニティの形成過程において、成熟期に入っているということの証だ。
とくに29世帯という大人数の議論では、お互い本当の意味で顔の見える関係でなければ、自由な意見交換というのはなかなか成立しづらいといえる。

そして、皆さんが一同に会して自由な意見を述べる時間を持ち、生の声で皆の意見を聞くことによって、感覚として皆の考えを感じ取ることができるし、自分の考えの整理にもつながっていく。
たとえ自分が意見を述べる機会がないとしても、他人が話している間、その間お互いに共感したり、あるいは自分だったらどのような考えか、頭の中で深めていくことができる。急に私にあてられるような状況だったらなおさらだ(笑)。
つまりこうした自由な議論の場が、さらに相互の理解を深めていくのである。

実は私としては、自由な意見交換の場というのはとても神経を使い、テキストやアンケートなどに頼ったほうがよっぽど楽なのだが(笑)、しかし皆が自由に話す場というのはコーポラティブ方式の醍醐味の一つである。
こうした場を積極的に設けていきたい。