刻みの状況050628
打合せを兼ねて、刻みの状況を飯能まで見てきました。
4寸角に見慣れていると、やはり7寸を基本とした材はデカイですね。
金輪継(写真)もデカイ!
こちらも7月17日より柿渋隊始動!
8月末に上棟します。
打合せを兼ねて、刻みの状況を飯能まで見てきました。
4寸角に見慣れていると、やはり7寸を基本とした材はデカイですね。
金輪継(写真)もデカイ!
こちらも7月17日より柿渋隊始動!
8月末に上棟します。
夏になるとしみじみ思うのですが、木と土壁の家は本当に涼しい、というか、うだるような暑さを感じない、といった方が正確でしょうか。
そして風が入ってくると、本当に涼しく、文字通りクーラーは要りません。
しかも、信じられないかもしれませんが、屋根裏もそんな状況です。(むしろ一番涼しいくらい)
日中家の中で仕事をしている途中、用事で外に出たりすると、「外はこんなに暑かったんかー」と驚きます。
また、うっかり窓を全開して布団もかけずに昼寝していると寒いくらいです。
気温は外気に比べてそんなに低くはないと思うのですが、空気がサラッとしているからだと思います。
その感覚は、風呂上りにとくに実感します。
皆さん、この感覚を体験しに、是非暑いうちに一度うちにいらしてください。
育てる、といえば、今玄関で、カブトムシを育てとります。
1ヶ月ほど前、某所から幼虫を10数匹いただきました。
子どもたちは大喜び。
ワタクシはといえば、不謹慎にも、カラアゲ等にして食ったらうまいかも…、と思った次第。実にぷりぷりしていたもので。
さっそくオガクズ交じりの土の中に入れておいたのですが、あらま、最近一匹さなぎになっとるではないですか。ちょっかい出すと、もぞもぞと動きます。
少しでも自分の食ぶちの足しにすべく、稲を育てることにしました。
(お茶碗一杯分にもなりませんが)
たまたまこの前、プランツで苗をもらう機会があったので、ホームセンターで、30㎝×45㎝程度の収納ボックスを買ってきて、そこに植えることにしました。
まずは自給、なんて大それたことではなく、身の回りに、ごく小さくてもよいから、何かを作ったり育てたりする場があるとよいですよね。
ちょうど、食事の場から見えるところに「ミニ田んぼ」はあるのですが、「今日はどんな調子や?」と毎日食事をしながらしげしげと眺めております。
毎日のささやかな楽しみです。
しかし、けっこうぐんぐん伸びるものですね。
米粒も楽しみですが、ワラも荒壁の材料の足しにしたいと思います。
小さくても立派な部材です。
皆さん、どこに使うのだろう、と興味津々。
では、どこに使うのでしょう?
これも、伝統構法ならではの部材です。
しかし、これだけ見ると、オブジェみたいですね。
では、これは何でしょう。
「金輪継ぎ」といいます。
さっきの仕口も含めて、手刻みならではの仕事です。
柿渋塗りでは、大工さんの細やかな手刻みの仕事ぶりが手に取るように分かるので、大工さんへの敬意が生まれます。
こういう仕事を、技、伝統、職などへの興味として、次の世代を担う子どもたちに見てもらいたいですね。
柿渋塗りの作業は、大工さんが刻んだ後の木材を塗るので、仕口・継手の勉強になります。
この家でも、たくさんの種類の仕口・継手が使われています。
どの部分に、どのように使うのだろう…、と自ずと興味がわいてきますよね。
なお、写真の左は「落とし蟻」、右は「長ほぞ込栓打」です。
藤間さん、下小屋にトースターを常備。
お茶の時間にマーガリンとはちみつでトーストを食します。
私たちもいただきました。
藤間さん、お茶も食事も、自分たちでできることは自分たちでします。
実は目の前にコンビニがあるのですが、缶のお茶や缶コーヒーを買ってきたり、お昼のコンビニ弁当を食べる姿は、まず見ません。
普段そんなだから、休憩時間のお茶やコーヒーも私たちの分まで入れてくれるわけですが。
このトースターにも、藤間さんたちの心構えの一端を見ました。
柿渋塗りも佳境です。
今日は、柱36本。小物が30本近く。
参加者は、Kさん夫妻、のぶちゃん、私、と先週と同じメンバー。
しかし、今日は土曜日なので、大工の藤間さんたちも通常営業中。
藤間さんたちが木を刻んでいる横で塗りました。
休憩時間に、皆でお茶。
そのときにパチリ。
ここでの柿渋塗りは、あと1回。
7/3(日)にやりまーす。
もう5年近くになるんですね。
早いなあ。
住み始めたのは、かなが4歳、げんが2歳のとき。
げんはまだ右の木(カヤ)に怖くてよう登らんかったが、今では猿のようにてっぺんまで登ります。
みんなこちらで木登りするので、カヤのコブ(足場となる部分)がだんだんと良い感じで黒ずんできました。
ついでに、左の木はケヤキ。
あの木をはじめて材木屋で見たときは、まさに運命的な出会いを感じました。
「この木のある家を設計したい!」と強く思いました。