出荷を待つ竹
出荷を待つまで、篠竹を煙でいぶす。
某所のたき火場となっている大きな穴のうえに、しばらく置いといた。
篠竹をかぶせるまでは火はくすぶっていたが、篠竹を一面かぶせた瞬間、炎がぼっと上がった。
何でだろう?
かぶせることによって、かえって空気の対流がよくなったのだろうか。
この地に住み始めてから、早5年が経とうとしてます。
そして今、ようやく余地の部分(「庭」とは決して呼べない)の工事(外構工事)に着手しました。
ここまで外構工事の着手をひっぱったのは、理由がいくつかあって、
①合併浄化槽の撤去後に着手することにしていた
②今後の仕事のつながりも意識し、植木屋さんは、是非地元の方にお願いしたかった
③住んでからも、外構に対して、「これだ!」というイメージがなかなかふくらんでこなかった
ためです。
①は、ようやく先月撤去。
②は、つい最近、知人の紹介で、近くの方でとてもよい出会いをいただきました。
③は、外構に限らず、例えば家具にしてもそうですね。なかなか「これだ!」というものに出会わなければ、それなりの予算がかかるがために、買うのを躊躇してしまいます。
ですので、けっきょく住み始めてから大きな家具を買い換えたり、買い足したりはそれほどしてません。(コピー機の台と、子どもの机くらいか)基本的には今まで使っていたものをそのまま使っていたり、余った木材等をうまく並べて台にしたりです。
誰だったか、同じ建築を仕事とする人だったと思うのですが、新しい家に住み始めたものの、なかなかいいテーブルに出会わなくて、数年間、みかん箱をひっくり返してテーブル代わりにしていた、なんて話をしていましたが、思い入れをもって家をつくった分、すごくその気持ちが分かります。
それは、休憩タイム。
これが待ち遠しかったりして。
藤間さんを囲み、皆で談笑。
ついでに、台所廻りの打ち合わせ。
コーヒーは、ななんと藤間さん(大工)が淹れてくれます。
我が家の家づくりのときもそうでしたが、常にコーヒーは藤間さん(大工)が淹れてくれます。
それもインスタントではないですよ、豆からです。
藤間さん、ドリップセットを持ち歩いているのです。
空の下で飲むブラックコーヒーは格別。
Hさんも、運びます。
木って、けっこう重いですよ。
さて柿渋塗りに必要なもの。その2。
家づくりに対する「愛」ですね。
想いを込めて、材木をゴシゴシ、ゴシゴシ。
そう、柿渋塗りは、木に「気」を注ぎ込む作業なのです。
今日は3回目の柿渋塗りです。
参加者は、Kさんご夫妻と私の3名。
そして藤間さんが鍵を開けるためもあって付き合ってくれました。
朝7時からの作業。(私は少し遅刻しましたが)
朝は涼しくていいですね。途中雨が降ったものの、11時を過ぎた頃はとても暑かったです。
そして、お昼で全ての作業が終了。
何だか時間を得した気分になります。
その後、Kさんたちは次の用事へ、私はエコヴィレッジ鶴川の打ち合わせに向けて、ウッディカネコを後にしました。
それとKさん、お昼ありがとうございました。
時間がない中、お昼どうしようかな、と思っていましたので、たいへんありがたかったです。
あまりにも腹がへっていたので、目的地に着く前に車の中でたいらげてしまいました。
しかし、「スナックえんどう」の何たるかを知らず、失礼いたしました。そういうことだったのですね…ふたを開けて理解しました。
葛もおいしかったです。
今日は、Iさんの家の竹小舞の材料となるマダケを伐採しました。
参加者は、Kさんご家族4名、安全食品宅配会社のAさん、Iさん、Aさん、そして私の8名。
雨も心配されましたが、大丈夫でした。
今日の目標は、3メートルの竹を約120本伐ること。
このまえは3人で40本を1時間程度で伐採できたので、8人いればぼちぼち作業しても午後には終わるかな…、と思ったら、皆さん本当によく働いてくれて、午前中には目標の120本どころか、150本までいきました。とくに、Kさんのキミヒコくんの活躍ぶりはすばらしいものがありました。
そしてお昼ごはんは、Iさんが用意してくれたおにぎりとお味噌汁、そして近くのスーパーで買ってきたおかずをいただきました。
やはり労働の後の、空の下での食事はうまい!
でもって、食事もプロが作ったものですからね、うまいです。
何よりの作業報酬です。
腹ごしらえの後は、少し竹林をきれいにしました。
やっぱり竹林は、人の手が入るとすがすがしい状態になることが実感としてよく分かります。
竹の枝がたくさん出たので、私は竹ぼうきを作ってみました。(写真参照)
そうこうしているうちに、竹林の所有者、Tさんがいらしてくれました。
Tさんのご好意で、竹の子をいただきました。
マダケの竹の子は、この時期がシーズンです。
(まるではかったよう?)
一部生でいただきましたが、うまかったり甘かったり苦かったりと、生ならではの「スリル」をいろいろ楽しむことができました。
また、Tさんからいろいろ里山の話を聞かせていただきました。
里山は暮らしの一部であるとともに、遊びの宝庫ですね。
話を聞いていると、わくわくしてきます。
こちらも仕事なのか遊びに来ているのか、分からなくなってきました。
まあ、仕事なんだろうな。どちらかというと。
話していると、あっという間に4時。
やっぱり外で楽しみながらの作業はいいですね。
その後、へっころ谷でゆっくり食事をして、帰路につきました。
いや〜しかし子どもは元気。
大人と同様、いやそれ以上に働いていたかも。
キミヒコくん、一番汗かいていたもんな。
きらくなたてものやの専属作業員として、今後もよろしく。
そういえば、つかまえたトカゲ、元気ですか。