2006年6月15日
BLOOM柳楽さんの話
カテゴリー: すばらしき仲間たち
建築設計を仕事としていると、仕事場は建材のカタログに押しつぶされそうになります。
一社のカタログだけで、横幅一尺以上とる、なんてこともあります。
設計の理念上、内装仕上にクロスや化粧合板等の既製の建材は基本的に使わないので、私の手元にあるカタログは比較的少ないほうかと思いますが、それでも延べの横幅は両手を広げたくらいまでに達します。
とはいえ、やはりあまりカタログに頼らないでたてものを作ることができれば、それに越したことはありません。職人さんたちの手作り、という手があるからです。
既製品をうまく使っていくことも大切ですが、しかし、職人の文化と技術を尊重し、それらを建築設計の中で積極的に提案していくことは、もっと大切だと考えます。
また私たちにとって、職人との対話の中でデザインを考える過程も楽しいものです。
さて、BLOOM柳楽さん。
ピスカリアの玄関扉と庇と看板を作っていただいた鍛冶屋です。
柳楽さんとの対話によるものづくりを通じ、金物にも無限の自由な世界があるのだ、ということを改めて感じました。