楽しき結が続く〜竹小舞再び〜
カジュアートスペースにて、
第8回家仕事塾開催。
今日は先週に引き続き、竹小舞作業。
今日も楽しく、
手を動かし、口を動かし、
作業しました。
そしてお昼や休憩時間にも、
楽しいお話が繰り広げられた日でした。
(これも家仕事塾の醍醐味)
参加者の方が、
「竹小舞は、人を仲良しにする」
というようなことをおっしゃっていましたが、
そのとおりですね。
人を結ぶ、まさに「結」のしくみ。
・・・・・
さてせっかくなので、
写真付で竹小舞の作り方を解説。
まずは、
メダケを使って、
竹小舞の軸となる部分を作ります。
柱と桁に、メダケの径ほどの穴を掘って、
そこにメダケをたわませて、差し込みます。
そして縦の竹を、
貫に釘で打ち付けます。
これが「間渡し竹」ですね。
その間渡し竹に、
マダケを割ったものを、
棕櫚縄でタテ・ヨコに、
編んでいきます。
近くで見ると、
こんな感じ。
竹の密度が‘混んで’くると、
指がつらくなり、
棕櫚縄を通しにくいので、
内と外に人が立って、
棕櫚縄が行ったり来たり。
こうすると、楽ですね。
だんだんできてきました。
余談ですが、
普通の工事現場ですと、
竹小舞の施工写真を、
なかなかキレイに写すことができません。
その理由は二つ。
一つめは、
竹が編まれたら、
すぐ泥が塗られてしまうこと。
写真のために、工事現場は待ってくれません。
二つめは、
通常外側に足場が組まれているので、
どうしても背景が足場となります。
しかし今回は、
足場がない!
だから竹小舞越しに、
緑が美しく見えるのです。
しかも約2ヵ月、この状態!
暫く、この状態を堪能できるのです。
うれしいなー。
皆さんもせっかくのこの機会、
見に来ませんか?
竹の間をすり抜ける風が、
とても気持ちよいです。
竹小舞作業の間、
三週間前に仕込んだ泥を覗いてみましたが、
早速発酵して、
赤褐色が、緑色に変化していました。
ほのかに田んぼの香り。
私は好きですねえ、この香り。