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2016年8月5日

稲村で、ソーラークッキング教室開催

私もかつて場所づくりをお手伝いさせていただいた、
みんなの稲村プロジェクトの場所で
ソーラークッキング教室を開催しました。

講師は茅ヶ崎エネルギーカフェ等でお世話になっている
ソーラークッキング研究家の西川豊子さん。

今年からいろいろな場所で
ご一緒させていただいておりますが、

本当にたくさんの人たちに知ってほしい
生活の技術です。

それはエネルギー問題を
考える契機になるというだけでなく、

単純に料理の過程が楽しく、
結果おいしいお食事を
いただくことができるからです。

詳しい学びは、
そこからでいいではありませんか。

ということで、
今回も皆さんと楽しいひと時を
過ごさせていただきました。

ところでやはり、
真夏に風の抜ける土壁の空間は、
涼しいです。

20160805稲村ソーラークッキング教室お品書き

今日のお品書き。

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西川さんの料理の様子を
みんな小屋から乗り出すように
見届けていました。

暑いからみんな、
小屋から出たくないようです(笑)。

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ピーマンと挽肉のカレーは、
ロケットストーブで作りました。

心頭滅却すれば、
火もまた涼し。

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ソーラークッカーで作った
ニンジンごはん。

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ソーラークッカーで作った
ミートローフ。

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ソーラークッカーで作ったパン。

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ソーラークッカーで調理中の
小さなリンゴパイ。

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ソーラークッカーで作った
ナスのリンゴ風味ゼリー。

今回いただくのは二度目ですが、
今回も黙っていただけば、
リンゴ味でした。

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最後にダメ押しの
パエリアです。

今回も、
「エネルギー過剰カフェ」でした(笑)。

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みんなのこのえがおが
今日の様子を物語っています。

2015年9月22日

あったかい壁


昨日の朝、
みんなの稲村プロジェクトで行われる
イオさんの独立型太陽光発電セミナーの前に
現地へ立ち寄りました。

すると先日みんなで
手で塗った壁が
すっかり乾いていました。

コテで塗った壁とは違い、
手塗りならではの土の波が
ここに集まった人たちの
息づかいと温もりを感じて、

全面あったかさに包まれた空間に
なっていました。

ところで北海道のイオさんと
この五日間で三日、
お会いしていることになります。

今後も頻繁に鎌倉へ
来ていただくことになる予感がするので、

ぜひここで
寝泊まりしてください(笑)。

2015年4月28日

伊豆でカキシブ隊


今日は伊豆までドライブ。

温泉、ではなくて
大工の下小屋で
みんなの稲村プロジェクトで建てる小屋の
カキシブ隊です。

今日は三人で作業しましたが、
小屋なので一日で全ての材木を
塗りきることができました。

先日ここで
みんなで材木を刻み、

自分が手がけた貫穴やホゾ穴に
記念に名前を書くことにしたのですが、

その名前を見ると
その人が一生懸命ノミで掘る姿が
思い浮かんできて、

書いてもらってよかったな
と思いました。

連休明けにもう一回ヨイトマケをして
五月九日、上棟の予定なのですが、

その日も格別の感激が
あるような予感がします。

2015年4月11日

みんなで本格的に木組みと想いを刻んだ


みんなの稲村プロジェクトたてもの塾、
今回は伊豆の韮山で開催。

先日のヨイトマケで据えた
石の上に建てる木組みを
大工の指導のもと、
みんなで刻もう!
という企画です。

ちょっとかじりの体験じゃありません、
本格的に、本当に刻んでいただきます。

参加者はちょうど10名。

たくさんの方々にお集まりいただいたので、
ここは機械や電気に頼らず、
できるだけ人力でやろう、
ということで、

まずはホゾ穴をノミで
開けてもらいました。

10人の手による
ノミを叩く音の大合唱が、
なんとも心地よかったです。

そして作業開始直後から
ビンビンと伝わってきた、
みんなの「オモシロイ」という気持ち。

皆さん夢中になって、
玄翁を振っていました。

あっという間にお昼となり、
午後からは大工が追っ掛け大栓継の加工実演。

大工技術の凄みを
肌で感じることができました。

私自身も大工が追っ掛け大栓継を作る工程を
一から十まで生で見ることは
実は初めてのことだったのですが、

こんなに大工技術の粋を集めた作業だったのかと
改めて感動を覚えました。

明日はちょうど建前なので、
また違った感慨がありそうです。

それが終わったら、
引き続き穴掘り。

両面から穴を掘っていって
貫通した時の喜びは、

子どもの頃砂場でトンネルを掘った時に
穴同士がつながるうれしさと達成感と
通じるものがありました。

皆さんも夕方までには
穴を開けきることができました。

加工の様子を見ると、
時間はかかっても
ていねいにていねいに
作業したことがうかがえました。

せっかく丹精込めて掘った穴なので、
番付の横に自分の名前を
記念に書いていただくことにしました。

これで施工責任が明確になります(笑)、
というのは冗談ですが、

建前の際にきっと
自分の掘ったところがこうなるのか、と
感激もひとしおになることと思います。

そんな達成感と心地よい疲労感を抱え、
参加者の一人の計らいで
泊まれることになっている
熱海の保養所に移動して、
楽しい夜を過ごしました。

明日も同じような作業を行いますが、
私は藤沢で建前のため、
明日は大工に託すことにして、
深夜の熱海を後にしました。

みんなで穴掘りしている様子。
みんな真剣そのもの。

若手大工による
追っ掛け大栓継作りの実演。

見ている人たちももちろん
勉強になりましたが、

大工にとっても
こんなに大勢の人たちに
自分の仕事を見てもらう
よい機会だったと思います。

参加していた大学生の男子が
自分も追っ掛け大栓継を作ってみたい、
とやってみることに。

最近こうした好奇心旺盛な若者、
とくに男子にお目にかかることが少なかったので、
うれしく思いました。

お昼とおやつにいただいた
お手製のカステラ。

共同作業のもう一つの楽しみです。

せっかくなので、
こうして番付の横に
自分の名前を書くことにしました。

2015年2月15日

始まりの儀式の記録動画

先日の稲村ガ崎で行った
ヨイトマケについて、

参加者の一人が
動画で記録してくださり、

それを編集して
You Tubeにあげてくださいました。

当日のことが目の前によみがえる
とてもステキな動画ですので、
皆様にもご覧いただければ幸いです。

これも仲間の輪の中から
生まれた作品だと思うと
うれしいです。

http://youtu.be/RvwW6vA7WMU

2015年1月10日

祭のような始まりの儀式


今年初めの
「現代版結」の取り組みは、
ヨイトマケ。

ヨイトマケとは、
やぐらを組んで、
重いおもりを地面をつく作業です。

コンクリートなどない時代、
伝統的な日本の家の足元は、

地面をしっかりとつき、
その上に石をしっかりと置いて、
木組みが載っかるという、
いわば石場建て。

今回は屋根のない
工作物ではありますが、

その石場建ての工法で
やってみようと、

ヨイトマケを
行うこととなりました。

昨年末から
募集をかけたところ、

ヨイトマケ自体の
物珍しさも手伝ってか、

今日はなんと、
40名以上の方々に
お集まりいただきました。

そんなに集まってくださるので、
みんなで輪になって、
数え唄を歌いながら、
楽しく進めようかな、
と思っていましたが、

最初の1時間で1個の石しか
据えることができなかったので、
方針変更(笑)、

「体育会系」にて
進めることといたしました。

すると交替要員は周りに
たくさんいるので、

その後は最初の1時間は、
いったいなんだったんだろうと思うくらい、
みるみる進みました。

皆さんがそれぞれ、
作業の手順を覚えたということも
大きいですね。

最後のほうは職人も私も、
ほとんど口と手を出さずに
済むほどでした。

ええもうこの鎌倉の仲間で、
ヨイトマケ請け負えます(笑)。

いずれにしても、
たくさんの人たちが集まって
数の掛け声が響き合い、

一つ一つの作業は
重労働でしたが、

おやつの時間には、
16個の石を全て据え終わり、

みんなと汗と達成感を
共有することができて、
本当に楽しかったです。

祭りのような始まりの儀式、
これからこの場所での物語が
さらに楽しみになりました。

数え唄を模造紙に書いて、
みんなで歌いました。

しかし途中から、
三十の数のみ(笑)。

女子だけ集まって行った
女子会ヨイトマケ。

やはり男子が行う時とは違う
しなやかさがありました。

私はしばらくこの真ん中にいて、
幸せでした(笑)。

お昼ごはんは、
おいしいごはんが集まって、
まさにお祭りのような雰囲気。

最後はそこにいる皆さんの
ほぼ全員が綱を引きました。

みんなで共有した達成感!

「おまつり」の後、
つい一時間前が嘘のような静寂。

これが今日の成果品。
皆さん、ありがとうございました!

足腰十分養生して、
お休みください。

2015年1月9日

始まりの儀式の準備


明日はいよいよ
みんなの稲村プロジェクトにてよいとまけ。

建主さんとそのお友だちの方とで、
その準備をすすめました。

今日の日中は
本当に気持ちがよいお天気で、
明日のワクワク感が
いっそう高まりました。

明日は延べ50人くらいになりそうで、
満員電車並みになりそうですが、

始まりの儀式、
みんなで一体となって
楽しみたいと思います。

2014年12月23日

真冬の泥コネ隊


今日はこのうえない
冬晴れの日。

私の自宅兼事務所の横に
みんなの稲村プロジェクトのメンバー、
10名ほどが集まり、

壁に塗る土を準備するため、
泥コネを行いました。

泥コネはたいへんな重労働、

機械を持ってきてやろうか
という話もありましたが、

たくさんの人が
集まってくださるということで、

全て人力で作業を進めました。

狭い場所での作業だったので、
交替しながら進めましたが、

労力を考えれば、
ちょうどよかったです。

その場所に
現場で余った土を運び入れて
約4カ月、

一人二人だったら
手を付ける気にも
なりませんでしたが(笑)、

こうしてたくさんの人数だと
楽しいと思えます。

農作業も建物を作る作業も、
こうした作業の繰り返し、

今は機械化されて
少人数でも仕事ができますし、

それだからこそ社会は
発展してきたといえますが、

みんなで力を合わせて
人力で仕事することの楽しさも、
捨てたもんではないということ、

そしてそのような作業を通じて
言葉で言い表さなくとも、
おのずと人への感謝の気持ちが
生まれるということを、

こうした機会を作ることで
発信していければと思います。

作業を楽しいものにしてくださった皆さん、
本当にありがとうございました。

ぜひ今日のお身体の様子を
お聞かせください(笑)。

ただひたすら、
足で踏む踏む踏む。

藁切り職人。

やさい塾講師の
高木素子さんの畑で
朝採れた野菜を使って
作ったトン汁。

野菜の甘みが
とてもおいしかったです。

このカルボナーラは
うちから。

作業の合間に生まれた
‘土の神’。

作業後の記念写真。
皆さん、おつかれさまでした!

2014年11月15日

今月も伊豆で竹伐り隊

透き通る秋の青空。

野良仕事するには、
絶好のお天気の下、

先月に引き続き今月も、
下弦の月〜新月の頃を見計らって、
伊豆の韮山で竹を伐りました。

今回は、
みんなの稲村プロジェクトで建てる
‘エネルギーカフェ’、

約7坪の小屋の壁に
使うためのものです。

みんなの稲村プロジェクトでは、
先行して「はたけ塾」が
始まっているのですが、

それに参加してくださっている方や、
主催者の方が開いている料理教室に
参加してくださっている方など、

鎌倉から遠い伊豆までなのに、
なんと総勢17名!のご参加。

おかげさまで、
本当に気持ちよく、楽しく、
一日を過ごすことができました。

人が発するエネルギーって
やっぱりいいですね。

今日の作業場所。

本当によいお天気でした。

数名で協力して竹伐り。

平場に搬出して
玉切りした後は、
竹割器で竹割り。

スパーンという音が
何とも気持ちがいいです。

お昼ごはんは、
みんなの持ち寄り。

それぞれの個性あふれる味が、
とてもおいしかったです。

中には、
この場に参加できないかわり、
スープを差し入れてくれた方も。

Yさん、ありがとう!

デザートは、
Mさんお手製のカステラ。

さすが!長崎出身。

午後、一部の方は、
壁土に入れるための稲藁を
集める作業に。

こうした作業をしていると、
里山と建築、農業と建築は
つながっているのだなあ
ということを感じます。

今日の成果、
というわけではありませんが(笑)、

明日地鎮祭なもので、
ここから四方に立てる
竹を持っていくことにしました。

今日の参加者全員で
記念写真。

改めてこんなにたくさんの方々に
ご参加いただいたのだ、と思いました。

本当にありがとうございました。