2011年9月14日
日中は夏が戻ってきたような
暑さが続きますね。
しかし夜は風が涼しく、
秋の虫が鳴き、
確実に秋は
深まっているようです。
皆様いかがお過ごしでしょうか。
早速ですが表記の件、
9月末〜10月初めにかけて
今年のUIA大会(第24回世界建築会議)が
東京で行われます。
UIA大会は
建築のオリンピックのような位置づけで、
東京各地で建築に関する
様々なイベントが行われるようです。
そのうちの一つに、
僭越ながら登壇させていただくことになりました。
テーマは「伝統的建築と環境性能」。
環境負荷の低減が
社会的に重要な課題の一つである今日、
環境性能の視点で伝統的建築を語る
トークセッションです。
伝統的建築の設計に関わる端くれとして、
今の思い、今の考えを
お話しできれればと思っております。
またこのトークセッションが行われる背景には、
将来策定されるであろう
「改正省エネ法」の内容の方向性について
議論を投げかけたい、という思惑もあります。
と申しますのも今の流れでは、
環境性能の評価の視点は断熱性だけで、
これではますます
作る過程において環境負荷の小さいはずの
木組みと土壁という伝統的な建築づくりが
難しくなってしまう可能性があるからです。
多くの方々にお越しいただき、
この問題について
関心を持っていただければ幸いです。
■トークセッション「伝統的建築と環境性能」
*日時:平成23年9月25日(日) 15:30〜17:00
*場所:東京ビルTOKIAガレリア(東京国際フォーラム隣)
*参加費:無料
*定員:80名(先着順)
*登壇者
モデレーター
井口直巳
JIA環境行動ラボ副代表
前真之
東京大学大学院工学系研究科 東京電力寄付講座 准教授
古川保
すまい塾古川設計室主宰(熊本市)
※職人が作る木の家ネット会員
日高保
きらくなたてものや主宰(鎌倉市)
※職人が作る木の家ネット会員
*主催
UIA 2050 EARTH CATALOGOE展 実行委員会
UIA(世界建築会議)とは?
著名建築家や技術者、研究者、学生など約1万人が3年に一度世界中から集まる、“建築界のオリンピック”とも呼ばれる世界最大級の建築イベントです。およそ1週間の大会期間中、講演やセミナー、プレゼンテーション、ワークショップ、展覧会、ツアーなど、大会テーマに基づく多彩なプログラムが開かれ、これからの建築や都市のあり方を探っていきます。
2050 EARTH CATALOGOE展 実行委員会とは?
2050 年社会の英知とヒント、思想を、「Environment/環境」「Culture/文化」「Life/生命」の3つのテーマで展示します。世界が1つになり、災害を乗り越え、持続可能な社会に近づくよう、来場者それぞれが「2050 年の社会」を考え、世界に発信するきっかけとなるようにと願いを込めています。
*共催
UIA 2011 東京大会 日本組織委員会(JOB)
*協力団体
JIA環境行動ラボ
東京建築士会環境委員会
■9月のカキシブ隊のご案内
皆さん、こちらもぜひ!
・日時:平成23年9月17日(土) 9:00〜日没まで
・場所:厚木市飯山 吉岡木材
・集合:9:00現地集合(本厚木駅からバスでアクセス可能です。)
【連絡事項】
・持物:作業できる服装、運動靴、タオル
(柿渋は衣服等に付着すると、二度と落ちません。)
・雨天中止の場合、当日7時までに作業実施を決定のうえ連絡申し上げます。
・ご都合のよい時間だけでもOKです。
・交通手段、詳細の場所等の事務連絡は、改めて個別にさせていただきます。
・昼食は用意、またはごちそうします。
・交通費を支給させていただきます。
(一律1,000円とさせていただきます。)