ここにも団子壁
山梨武川の古民家にて。
ロフトに昇ったら、
こ昨年作った土壁の裏が
目に入りました。
昨年末、
藤沢い邸で作ったのと同じ、
「団子壁」です。
あくまでも
下地なのに、
見えなくなるのは
もったいないなあ、
と思ってしまうように
なってしまいました(笑)。
師走の下弦の月の日、
甲斐駒ヶ岳の麓で
凛とした空気の下、
竹小舞に使うための
竹を伐りました。
総勢10名ほどだったでしょうか。
気持ちよい場所で
気持ちよい方々と
気持ちよい汗をかき、
本当に気持ちのよい日でした。
屋敷の隣の竹林も、
人の手が入って、
さらに気持ちよい場所に
なりました。
お昼ごはんの
豚汁とごはんも
おいしかったなあ。
気持ちよい、の積み重ねで
ものづくりができる環境が
本当にありがたいです。
昨年から取り組んでいる
山梨県武川町の古民家改修は、
8月から第2期が始まりました。
この連休で
下地の準備の整った壁8枚の
竹小舞と荒壁土塗りを
ワークショップ形式で
行いました。
建主さんの呼びかけで
とても楽しい人たちが集まり、
作業だけでなく
人との出会いや交流も
とても楽しい二日間に
なりました。
急きょ思いがけず、
こんな偶然ないやろ
というくらい、
この場でたくさんの方々と
再会できたのも
うれしかったです。
最後は木の家ネットの事務局の
持留家に行って
楽しい二日間を締めました。
そういえば偶然、
今日はヨハナさんの
誕生日だったそうです。
柳澤たてもの塾にて。
今年の春の大型連休に
みんなで建前した便所棟が
明日のお披露目会を前にして
ようやく完成し、
二つある便所として
機能し始めました。
建前の時は、
これを便所にするのはもったいない、
一つ誰かの仕事部屋にするか、
という声も聞こえてきましたが、
観念して(笑)、
めでたく二部屋とも
便所となりました。
なおこの便所は、
水も電気も要らない、
微生物たちが分解する
コンポストトイレです。
柳澤たてもの塾にて。
今朝高野槙の風呂桶が入り、
それに水道屋が
循環金物を取り付け、
大工が
塞ぎ板を取り付け、
電気屋が
照明器具を取り付け、
お風呂が完成しました。
早速高野槙の
芳醇な香り。
今日改めて思いましたが、
お風呂の仕事って、
基礎工事、
大工工事、
水道工事、
タイル工事、
建具工事、
硝子工事、
板金工事、
電気工事、
そして桶屋さんと、
わずか1~1.5坪の中に、
たくさんの職人たちの仕事が
凝縮されています。
お風呂を造作で作れば、
家の中で最も多くの職人が関わる
場所と言うことができます。
お風呂に入りながら、
彼らの仕事ぶりを
じっくりと眺めることを
お風呂の楽しみの一つにしてみるのも
いいかもしれません。
柳澤たてもの塾にて。
水廻り棟は大詰め。
先週末に建具が入りました。
今日は日が暮れてから
現場に着いたのですが、
矩手に並ぶ
「きらくな網戸」の夜景が
静かに夕闇の中で
映えていました。
最近「きらくな網戸」を
見ない現場はないですね(笑)。
しかしここの窓は、
お風呂の窓なのですが、
防犯性を備えながら
夜通し通風できる「きらくな網戸」は、
お風呂に向いていると思います。
とくにもう少ししたら
ここに木の風呂桶が
入る予定なのですが、
木の風呂桶だったら、
なおさらのことです。
ああ木のお風呂、
今から楽しみだな。