頭が下がる
柏お邸にて。
タケコマイ作業を進めていたら、
藤岡の五十嵐さん登場。
瓦を運びに
来てくれました。
高速道路ではなく、
じっくり下道を通って
来たそうです。
身体に負担が大きい達磨窯で
美しい瓦を焼くだけではなく、
直々に運んでいただいて、
最敬礼をしたくなるほど
本当に頭が下がります。
柏お邸のタケコマイカキ隊、2回目。
建主さんのお仕事が
水曜日お休みなので、
原則として水曜日と土曜日に
タケコマイ作業予定です。
今回は平日ですが、
現在進行中の山梨古民家改修の
建主さんとそのお友だち、
また所員の旧友でもある
近所の設計者の方が
来てくださいました。
にぎやかな土曜日と違い、
ワイワイという感じではなかったですが、
みんなこの作業が、
好き!楽しい!と、
背中が語っておりました。
この作業楽しい!
と言ってくれるのが
本当にうれしいです。
今日の成果は壁6枚。
いいペースで進んでいます。
今日のお昼ごはん。
お手製カレーとポトフ。
カレーはインドで食べたカレーを思い出して、
とてもおいしかった!
ポトフはやさしい味で
とてもおいしかった!
柏お邸のタケコマイカキ隊、1回目。
鎌倉からは遠いので、
きらくなたてものやからの呼びかけで
人集まるかなーと心配していたのですが、
建主さんがたくさんの人を
集めてくださいました。
昼ごはんを11人分用意したので、
それくらい人がいたということになります。
しかも建主さんとのつながりは、
ほとんどが「飲み友だち」とのこと。
全くの赤の他人が
いきつけの酒場で
仲を深めた関係とのことですが、
それにしては
たくさんの人たちだったし、
うらやましいほど
むっちゃ仲良さそうだったし、
その酒場が
とても気になり、
今私は酒を飲まない人だけど、
行ってみたくなりました。
さて今日は
たくさん人が集まってくれたので、
予想以上に進みました。
完成した壁8.5枚分。
この調子で進めば、
今月中には1階が終わりそうです。
次回は5月16日(水)、
持って行った竹が
もうなくなりそうなので、
また竹を支度しなければ。
↓お昼ごはんは、
建主さんが用意してくれました。
その後の建主さんに
プレッシャーを与えるわけではありませんが(笑)、
きらくなたてものやの建主さんは、
料理が好きな方が多く、
こうした共同作業の際に
いつも本当においしいものを
提供してくださいます。
私は段取りがてら、
下の壁に手を付ける前に、
三角形部分に着手。
この家はなにげに
三角形部分が多いのです。
柏お邸にて。
下屋の野地板が
張られました。
板の等級は
「節」で頼んでいたのに、
大工の藤間さんが
三十数坪の板の中から
選りすぐってくれたため、
玄関を見上げた部分は、
まるで上小節を頼んだかのような
仕上がりとなりました。
藤間さんは
確かに時間のかかる大工ですが、
ちょっとしたところの
手間のかけ方が、
やはりさすがだな、
と思います。
2月末日、柏で建前。
建前をこの日に決めた時、
寒さが身に沁みないか
少し不安でしたが、
春のあしおとが聞こえる日和で
よかったです。
それにしても建前は、
何度見ても面白いですね。
職人たちによる
一日かけたショーのようです。
この面白さは、
丸一日直に見ないと
なかなか伝わらないので、
これまでカキシブ隊として
たくさん力を貸していただいた
フリースクールここだねの子どもたちを誘ったら、
遠路はるばる逗子から
朝早く起きて来てくれました。
丸一日の見学は、
たいへんだったと思いますが、
面白さを共有できてよかったです。
そして私たちにとっても、
一日「応援団」がいるみたいで
たくさん力をいただいた気がします。
とくに私は病み上がりで
身体がへろへろだったので(笑)、
子どもたちの応援が
励みになりました。
こうして子どもたちの遊び声が響く中
作業は着々と進み、
夕方無事上棟。
無事終わるとともに
長い物語が始まる、
この瞬間が
この仕事をしていて
いちばん好きかもしれません。
日が暮れた頃、
建主さんが用意してくれた
ご馳走を前にして、
この喜びとこれから始まる決意を
仲間の職人たちと共有しました。
最近はクルマで来る職人が多く、
酒を飲むのはわずかでしたが、
それでも楽しい会でした。
さあ今日から始まります。
帰り際、棟の上に輝く月が
それを祝福しているようでした。