秋とともに柿渋色が深まる
先週末棟が上がった
茅ヶ崎・米の花、
今週は雨にたたられて
今日は貴重な太陽の光、
みんなで塗った柿渋の色が
急速に深まりました。
明日から雨、しかも台風。
シートを掛けるわけにも
いかないので、
木組みをすっかり
洗ってもらい、
来週屋根仕事です。
先週末棟が上がった
茅ヶ崎・米の花、
今週は雨にたたられて
今日は貴重な太陽の光、
みんなで塗った柿渋の色が
急速に深まりました。
明日から雨、しかも台風。
シートを掛けるわけにも
いかないので、
木組みをすっかり
洗ってもらい、
来週屋根仕事です。
前日の天気予報だと
午後3時ごろから
雨が降る予報でしたが、
その頃には
棟が上がっているだろうという見通しで
建前決行。
すると10時のお茶の時間の頃に
ぱらぱらと降ってきて、
あれ天気予報と違うやん
と思っていたのですが、
その後はみるみる晴れていき、
むしろ暑いくらいに。
雨が降ることは
ありませんでした。
ある意味で
お天気に恵まれました。
さて今回のこのたてものは、
小規模な平屋のため
柱勝ちの石場建て。
ホントは石の上に建てる予定でしたが、
地面の下に眠っている文化財の影響で
土間コンの上に建てることになりました。
そして今回も
レッカー車を入れずに手興し。
今回は敷地内に
レッカー車を据えようと思えば
据えられましたが、
2階床梁がない分
大きな部材が少ないので、
そうすることにしました。
職人たちの掛け声と笑い声(笑)、
そしてカケヤを叩く音だけが響く手興しが
好きです。
なお「笑い声」に関して言うと、
上棟祝いの宴の後の立ち話で、
建主さんのご両親から、
すばらしいと
ホメていただきました(笑)。
そんな楽しい雰囲気の中で
順調に作業が進み、
午後3時前に無事上棟。
最後はいつもの恒例、
建主さんが叩いて納めました。
その後は屋興しと垂木を納めて
充実感いっぱいの夕暮れ。
今日もよい「おまつり」でした。
今日は作業するには、
暑すぎないちょうどいい感じで、
建主さんとその子どもたちとで
「カキシブ隊」でした。
今日塗ったのは、足固めと土台。
わりとたくさんありましたが、
終始子どもたちががんばってくれて、
なんと14時終了!
子どもたちは、
どうやら近所の中華料理屋につられて
お父さんとともに来てたみたいですが(笑)、
すごいがんばりようでした。
またお父さんに負けず劣らず(笑)
たくさんおしゃべりしてくれたので、
とても楽しかったです。
これでこのたてものの
カキシブ隊は終了。
今週末、いよいよ建前です。
楽しみ!
時折小雨が舞うお天気でしたが、
雨に濡れない小屋の中で、
柿渋塗利の作業を進めました。
今日は
茅ヶ崎のユカイな大人たち
3名の方にお手伝いいただき、
前回とは異なり、
オトナの会話。
いろいろと楽しい話を
聞くことができました。
話してばっかりでしたが(笑)、
無事小屋梁と柱を
三時のおやつの時間まで
塗りきることができました。
これくらいの時間に終わると
事務所に帰って
仕事できる余力を
残すことができるので、
ありがたいです。
次回は17日。
足固めを塗る予定です。
午前には終わるかな。
おやつの時にいただいた
自家製プルーン。
プルーンというと、
どろっとした液体のほうが
思い浮かびますが、
こりゃうまい!
ぱくぱく食べてしまいました。
Kさんがプルーンのステキさを
力説するだけのことはありました。
(仮称)茅ヶ崎の麹屋にて。
基礎工事が始まりました。
実は当初、
ヨイトマケで石を並べ、
その上に石場建ての建屋を
予定していたのですが、
地面を30㎝掘ると
遺跡が出るかもしれず、
それ以上掘る仕事をする場合は、
何百万円もかけて遺跡調査しなさい、
ということになってしまいました。
このあたりには
なんと弥生時代から人が住んでいたらしく、
人が住むには
とってもいい場所らしいです。
しかし喜んでいる場合ではなく(笑)、
ヨイトマケの場合、
地盤を堅くしなければならないので
砕石による地盤改良を予定したのですが、
それだと遺跡調査は必至、
このため
石場建てという方針は変えずに
コンクリートで
地面をあまり掘り下げなくてもよい工法で
基礎を作ることにしました。
現代人にとって
何が大事なんだろうと
少し考えさせられましたが、
弥生時代に思いを馳せつつ、
与えられた条件の中で
いちばんいい答えを
出していきたいと思います。
夏空の下、
今日は茅ヶ崎矢畑で地鎮祭。
灼熱の太陽が照りつけ、
暑かったですが、
時折吹く風が
心地よい日でした。
そして降神の儀の直後に、
鳥が鳴き、蝶が舞い、
さらにその風が
心地よく感じたのは、
気のせいでしょうか。
また今日の神主さんは、
儀の一つ一つを
丁寧に解説しながら
進めてくださり、
勉強にもなる
地鎮祭でした。
その中でも印象的だったのは、
般若心経の言葉の末尾に付く
「ソワカ」という言葉は、
ソは、掃除のソ、
ワは、笑いのワ、
カは、感謝のカ、
それが成就を招く、
ということ。
本来の意味とは
違うかもしれませんが、
とても納得してしまいました。
今日の言葉を胸に、
いつもきらくなたてものやが
心がけている、
仕事があることに感謝し、
いつも整って美しい、
笑いの絶えない現場に
していきたいと思います。
お供えものは、
隣の果樹園や畑から
朝採ってきた、
まさに旬の地のもの。
神様も
より喜んでいたことと
思います。
まさに夏の空でした。
(仮称)茅ヶ崎の麹屋にて。
事の始まり、
どろこねを行いました。
今回は立米数が少ないため、
当初は人が少なくても
人力でやりきるつもりでしたが、
元気いっぱいな
フリースクールここだねの子どもたちが
来てくれて、
とても助かりました。
実は私、
この日たんたんと
身体を動かしていましたが、
一昨日から体調を崩していたので、
正直あんまり身体に力が出ず、
子どもたちの働きぶりは、
本当にありがたかったです。
それにしても
人力というのはたいへんだけど、
やはり気持ちいいですね。
達成感もひとしおです。
今日建主さんが
軽やかに子どもたちに
お説教(笑)していたのですが、
話の内容が深く、
その一つに
迷ったらだいたい
手間のかかるほう、
めんどくさいほうが
正解だよ、という言葉が
ありました。
何にも機械使わず
足と手で泥をこねながら
心の中でそうそう、と
つぶやいておりました。
あー仕事のあとの
水がうまい!カレーがうまい!
そして今晩は、
ぐっすり眠れそうです。
大人も子どもも
はだしになって。
お昼にいただいたカレー。
毎日のようにカレー食べてますが、
それぞれに特長があって、
飽きないどころか、
奥が深いな、と思います。
おやつは
隣の果樹園からヤマモモ。
酸味が心地よく
身体に沁みわたりました。