まだ序章
鎌倉は邸にて。
藤沢い邸に引き続き、
こちらも外部に
木建具が入り始めました。
ただしこの家は、
外部建具の7割以上が
木建具なので、
まだまだ序章。
今後建具屋さんが
たびたびここへ来ることに
なりそうです。
朝飯能の岡部材木店に出向き、
鎌倉は邸で作う外壁の板を
建主さんと塗る作業を行いました。
今回は簓を打つ下見板張り、
そのため幅の広い、
短い板にしたのですが、
短いだけに上に積むと
なかなかの量(笑)、
しかしこれまで
同じくらいの面積の板を
いつも夕方までに
塗り終わっていた実績を信じて、
気持ちよい陽射しのもと
二人で会話しながら
着々と塗り進めました。
いい調子で進んでるな、
と思ったのは1時間くらい、
塗り進んでいくと
長さが短いだけに
それだけたくさんの桟木が
いることとなり、
そのうち桟木が不足してきて、
乾かす場所がままならず、
ま、乾いてきたら
重ねればいいやなんて思ってたら、
今最近油系の塗料に切り替えたために
なかなか乾かず、
乾いたように見えてても
実はそうではなかったり、
裏に付いていた塗料が
まだダマになってたりで
ばりっとくっついてしまう始末。
なんとか干す場所を
半ば強引に(笑)探し探し、
塗り進めました。
結局終わる頃にも
塗料が乾かず、
ちょうど夕暮れとともに
塗り終えたのですが、
乾かすために
屋根のある土間一面に
板を一枚一枚、
ダマを拭き取りながら
並べ直すことにしました。
それが思いのほか時間がかかって
気がつけば夜の8時。
明日夜、
厚木でカキシブ隊の後
またここに来て
板を積むとします。
あー、働いた働いた。
たいへんでしたが
建主さんと心地よい疲労とともに
鎌倉へ帰りました。
なかなかの山です。
桟木の上に敷ける頃までは
よかったのですが。
そのうち積んである材木の上にも
載せ始めました。
塗り終えた後、
屋根のある土間一面に
敷き直しました。
なかなか圧巻の
光景です。