2019年8月4日
今日は鎌倉浄明寺は邸にて
ドロコネ隊。
この現場は、
道路から6、7mほど
割とけっこうな斜面を
昇った場所にあるため、
壁土用の土を
どのように運び上げるか、
それが最大の課題でした。
しかし、
地盤調査をした時の
データを見ると
ここの土は「粘性土」。
実際雨が降ると、
表面がすべって危険なほど
ネチャネチャするので
これはもしや
ここの土が使えるかもしれないと思い、
早速日干しレンガを作って実験、
しばらくすると
カチカチに固まったので、
これはいける!
ということで
基礎工事で出た残土を
練ることにしました。
運び上げる手間が
省けるだけではなく、
むっちゃ楽しそう。
そうきらくなたてものやの原動力は、
その言葉です。
しかし「楽しそう」には、
苦労がつきまとうこともしばしば。
今回もまさにそうでした。
いかにも粘土に見える
土の山になった基礎の残土を
調子よく「フネ」の中に
バサバサと入れてこね始めたら、
ん、なんか今までと
足の裏の感触が違う…。
じゃりじゃりしているのですね。
粘土のダマかな、
と思ったら、
やっぱり相当砂利や砂が
混ざっていました。
やはりその場で採れたものは、
純なものではなく、
さまざまな要素が
入り混じっていました。
このままではあかん、
大きなふるいは
一つ用意していたけど、
これだととうてい
5立米練れない、
と思ったので、
急きょ調理用の
ザルを調達。
建主さんに
たくさん買ってきて、
と申し伝えたら、
100円ショップで
買い占めてくれました(笑)。
そこからは人海戦術。
今日は子どもたちも含めて
40名以上来てくださったことが
幸いしました。
時折子どもたちも
お手伝いしながら、
みんなでひたすら
土を濾してはフネに入れるを
延々と繰り返す。
作業を重ねていくうちに
皆さんだんだん要領を得てきて
この計算できないもの相手ならではの
試行錯誤感も、たまらなく楽しいですね。
そんなこんなで
日暮れまでにようやく
約1.5~2立米まで
たどり着きました。
こうして炎天下の下、
一日中重労働を続けてきたわけですが、
ここは森に囲まれた場所だということ、
また終始水と戯れていたので、
暑さがほとんど
気になりませんでした。
そして夏ならではの、
流しそうめん!
スイカ割り!
建主さんのご厚意で
むっちゃ楽しい催しも
盛りだくさんで、
今日の作業は、
仕事といえば仕事でしたが、
十分に夏を
満喫した一日となりました。
お、楽しそうと思った方、
まだまだ土が足らないので、
もう一回作業します。
8月16日を予定していますので、
ぜひお越しください。