空が狭まる
茅ヶ崎は邸では、
今日から本格的に化粧野地板貼り。
杏工匠のタツヤも応援に来て、
みるみるうちに屋根が
サワラの1寸板で
覆われていきました。
早くも家の中から空は、
見納めになりそうです。
しかし明日雨模様なので、
今日中に化粧野地板が貼り終わりそうで
よかったです。
昨日今日と
茅ヶ崎は邸で建前を予定していたので、
大安吉日の今日、
夜に上棟祝いを行いました。
しかし昨日お伝えしたとおり、
昨日中に全て組み上がってしまったので、
昨日手伝っていただいた方々、
およびこれから関わる職人たちが
夕方から現場に集まり、
今日はお祝いのみ行いました。
こうしたかたちで
現場で上棟祝いを行うのは、
建主さんにご負担をかけることですし、
今や珍しいことになってしまった感が
あるようですが、
こうして心をこめて
上棟を祝っていただくことにより、
これから現場で作業を進める職人たちは、
建主さんの心意気をじかに感じ、
また建主さんと職人の距離が縮まる
契機の一つとなり、
やはりこうした場は、
大事にしていきたいと
思っています。
今日もたいへんすばらしい
おもてなしをいただきました。
とくに寒空の下でいただく豚汁は
あたたかさが身に沁み、
最高でした。
そして、
これからこの場所で始まる
物語にワクワクしつつ、
喜びいっぱいの気持ちで
自転車を漕ぎながら、
鎌倉までの家路につきました。
茅ヶ崎は邸は、
晴れた秋の空の下、
今日建前。
敷地にレッカー車を
寄せることができないため、
久しぶりの手おこしです。
大工たちの掛け声と
カケヤで叩く音だけが
あたりに響き渡り、
それが感動的ですら
ありました。
また手おこしなので、
作業日を二日間みていたのですが、
何と今日全て
組み上がってしまいました。
確かにたいへんな作業ですが、
レッカー車だと
それが一本一本運ぶ速さで
作業の速度が決まるところ、
手おこしだと
みんなが段取りを理解してさえすれば、
同時にいろいろなところで
仕事が進むので、
かえって速いかも、
とすら思いました。
構造材が比較的、
小ぶりだったということも
幸いしました。
毎回これでやろう、
なんて言うと、
仲間の大工たちに怒られそうですが、
何よりもこの
一致団結感のより高まる感じが
たまりません。
敷地や道路の狭い場所だったら、
ムリしてレッカー車を入れなくてもいいかも、
と思いました。
いずれにしても
今日集まってくださった職人の皆さん、
ありがとうございました!
明日は夕方、
上棟のお祝いの宴のみ
現場で行います。
建前の朝。
これらを素材に、
どんな物語が待っているのか、
ワクワクする時間です。
手おこしの様子。
重い六寸角の通し柱を
数人がかりで運んでいます。
手おこしの様子、その2。
材木を下から
バケツリレー方式で
運びました。
レッカー車のエンジン音がない分、
カケヤの音がきれいに
響き渡っていました。
お昼の休憩まで、
もうここまで達しました。
おやつの時間の様子。
この時点で
越屋根を残すのみと
なりました。
実に秋らしい、
爽やかな空の下で
カキシブ隊開催。
今日は建主さん1名の他、
家づくりをご検討中の‘み’さん2名、
きらくなたてものやのお助け隊‘ほ’さん、
きらくなたてものやから3名の計7名。
しかもお昼前には、
きのかの家の住人たちが
ひょこっと訪れて、
少しお手伝いしてくれました!
少しだけでもうれしいですねー。
さて茅ヶ崎は邸のカキシブ隊は、
今日が山場で、
梁や桁約50本を塗りました。
いずれも材が大きいので、
運ぶのが大変!
とくに今日は、
女性の比率が高かったので、
たいへんだったと思います。
しかもこの時期は
夕暮れ時が早く、
本数がたくさんあったこともあって、
作業が終わる頃は、
どっぷりと日が暮れ、
あたりは暗闇に
覆われていました。
皆さん、
遅い時間までお付き合い、
ありがとうございました!
さあ、明日は
木の家ネット総会参加のため、
4時起き。
遅い時間まで粘ってしまって、
明日起きれるかな?
9月だというのに
蒸し暑い日が続いています。
8月末頃は、
もう秋になっちゃたなあと
思ったものですが、
まだ夏ががんばっています。
そして今日も蒸し暑い日。
さらに厚木は、
山の麓だからか、
青空が見えているというのに、
時折急に雨が降ったりして、
蒸し暑さに輪をかけました。
今日はそんな天気の下での
カキシブ隊でしたので、
前回に引き続き、
今日も屋内で作業。
限られた場所を
かいくぐっての作業なので、
効率は落ちますが、
塗った直後に雨に当たると
跡が残ってしまいますからね。
朝の太陽に騙されなくて
よかったです。
さて今日の参加者は、
建主さんご夫婦をはじめ、
(だんなさんは午後から参加)
最近皆勤賞の、日野の‘い’さん、
以前川崎で改修工事を
頼んでいただいた‘も’さん一家、
鎌倉で家づくりを
考えておられる‘み’さん、
きらくなたてものやから2名、
総勢9名での作業となりました。
毎回思いますが、
こうしてたくさんの方々に
お集まりいただけること、
本当にありがたく、
うれしいことです。
柿渋塗りがより楽しく感じるのは、
こうして皆さんとお会いして
お話しできるという面もあります。
OBの方が来てくだされば、
現在のお住まいの様子を
お伺いできますし、
新たな方が来てくだされば、
夢や新鮮なお話を
お聞きすることができます。
次回以降も、
たくさんの方々のご参加、
お待ちしております!
なお次回は、
10/8(土)の予定です。
空は時折こうして
雨雲かかかりました。
所狭しと屋内で作業。
ご家族で参加。
子どもがいると場が和みますね。
その意味で子どもは、
大きな役割を果たしています。
今日塗った材木たち。
今日は土台の一部と
小屋梁、2階梁の一部を
塗りました。
真夏のカキシブ隊!と名付けて、
今回の柿渋塗り作業の
参加者を募集しましたが、
常に太陽は
厚い雲に隠れ、
秋が来たと思うほど
涼しい日でした。
身体を動かすには
ちょうどよかったのですが、
いつ雨が降るかも
分からなかったので、
念のため
屋根の架かっている場所で
作業しました。
結果的に、
雨にも恵まれましたけどね。
そのため、
若干作業効率が
落ちてしまいましたが、
(室内で作業すると、
塗った材の置場に苦慮するのです)
しかし今日の参加者は、
建主さんご夫妻と
沖縄から帰省中の末娘さん、
たいへんありがたいことに、
現在進行中の葉山と邸の
建主さんご夫妻、
いつも助かります、
日野の‘い’さん、
そしてきらくなたてものやから私、
人数は7名で
いつもどおりといった
感じでしたが、
熟練者が多かったので、
今日はノルマとして
長い長い垂木を塗ることができれば、
と思っていたのに対し、
土台・大引も半分以上、
手を付けることができました。
このペースで進めば、
あと3回の作業で
終わらせることができそうです!
計4回で約30坪の家を
塗ることができるなんて、
初期の頃に比べれば、
格段に作業の速度が上がりました。
しかし今日は、
きらくなたてものやからは
諸々の事情で私だけ。
これまでいつも他に2名いた
スタッフの存在の偉大さを
思い知りました(笑)
そういえば群馬藤岡で
昔ながらの達磨窯で燻し瓦を焼く
五十嵐さんのところに
今年から1年間の期間限定で
若い弟子が入りました。
その子は修行を終えたら、
自分の地元で達磨窯を興そうという
夢があるそうです。
これまで五十嵐さんは、
ずーっと一人で
全ての仕事をされていたので、
「助かりましたねー」と
声をかけると、
「いやあ、今は楽になったけど、
楽を覚えちゃうと、
また一人になる時がくるから、
そのときがコワいよ」
とおっしゃっておりました。
確かに私も数年前までは、
一人でしたからね、
今日はその言葉が、
身に沁みる日でした。
今日は基礎の配筋検査。
瑕疵担保保険の検査も
同時に行いました。
ほぼ問題なくOK!
明日コンクリートを
打設します。
ところで
ここはさすが茅ヶ崎、
周りは砂浜のような
砂地です。
今日茅ヶ崎で、
新たに家づくりの現場が
動き始めました。
動き始めました、
と申しても、
輪廻転生、
まずはこれまで長い間
暮らされた家の解体から。
私の場合、
自宅兼事務所ということもあり、
また現在の暮らしぶりを
知るという意味で、
設計の打ち合わせは、
ご自宅にお伺いすることが多いです。
ですので
少なからず数年の間、
この家に通いましたので、
こうして家を壊すときは、
やはり何だか
淋しい気がします。
私が淋しいのだから、
建主さんももっと
淋しいのでしょうね。
そんな思いを引き継いで、
新たな家づくりの物語が
始まります。