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2014年10月5日

柔らかく光る小屋組み

カテゴリー: 海老名た邸

海老名た邸にて。

陶器製レセップとボール球、
いわばワンコインライトに照らされた
小屋組み。

ワンコインライトは、
全方位に光が放たれるので、

床面だけではなく小屋組も、
柔らかく照らしてくれるのです。

鉄の庇

カテゴリー: 海老名た邸

海老名た邸にて。

勝手口の庇。

鉄で作っています。

木造ばかり
やっておりますが、
たまには鉄も
使います。

考えてみれば鉄も、
日本で数千年の
歴史を持つ素材ですね。

うまく組み合わせれば、
相性はいいと思います。

2014年10月4日

旧と新が織りなす廊下

カテゴリー: 海老名た邸

海老名た邸にて。

1階の中廊下。

建て替える前まで
数十年来この家で使われていた
硝子入り障子が並び、

その奥に、
新たに入れた障子が見えます。

新旧入り混じっても、
案外馴染むものです。

建具は取り外しが容易なので、
寸法に大きな問題がなければ、
少し直して
ずっと使い続けることが
できるので、

建て替えたとしても、
何となく懐かしい気持ちに
させてくれます。

今日の見学会でも、
前の家を知るご近所の方々が
この建具の前で
感慨深そうにしていました。

ところで腰に嵌まっている硝子は、
「昭和」の雰囲気が漂う
紅葉柄の模様が入ったもの。

根強い人気があるようで、
今日もこの硝子に反応している方が
少なからずいらっしゃいました。

しかし残念ながら、
私の知るかぎり、
最近では作られていないようです。

工業製品の
定めといえば定めですが、

そう聞くとさらに
大事にしていきたいと
思うのであります。

夜景撮影大会

カテゴリー: 海老名た邸

海老名た邸にて。

見学会後の、
夜景撮影大会。

障子は夜の景色も
いいものです。

建主さんも
たくさん写真を
撮られていました。

‘さみしい’工法

カテゴリー: 海老名た邸

海老名た邸にて。

今日の午後は、
建主さんのご厚意を得て
完成見学会。

今日はとくに、
建主さんのご近所のお友だちに
たくさん来ていただきました。

工事中の現場の前を
通りがかるご近所の方々が
この‘めずらしい’工法に
興味津々だったようで、

それでこの機会に、
足を運んでくださったようです。

たいへん
ありがたいことです。

そういえば、
ここの建主さんとの出会いも、

5〜6年前、
ここから約2km先で進めていた
海老名せ邸の現場を
たまたま散歩で通りがかり、

それを機会に
私たちのことを
知ってくださって、
数年越しに
声をかけていただいたのでした。

僕たちは、
目の前の現場に全力投球で、
広く知っていただく活動まで
なかなか手をつけられずに
ここまで来ましたが、

そのさまを見て、
幸いなことに
声をかけてくださるのですから、

人生、
捨てたもんじゃありません。

見学会が終わり、
どっぷり日が暮れて、
別れ際建主さんと
しばしお話を
させていただきましたが、

今日もやはり
建主さんの口から、
示しを合わせたかのように
‘さみしい’という言葉を
何度となく耳にしました。

完成した時の
この感覚は、

家づくりの過程を
とても楽しんで
くださったからこそ。

本来ものづくりが持つ
宿命のような気がしています。

ボクはこのさみしさを
大事にしていきたい。

そしてこの‘さみしい’工法が
決して‘めずらしい’ことではなく、
普遍的なことになっていけるよう、

やっぱり
広く知っていただく活動にも、
注力していきたいと思います(笑)。

2014年9月24日

よりお風呂にぬくもりを

カテゴリー: 海老名た邸

海老名た邸にて。

お風呂の全貌が
明らかになりました。

この家のお風呂は、
よりぬくもりを感じるように、
床にコルクタイルを貼りました。

これまで使用した例でも、
やはり足の裏が
あたたかく感じるようです。

壁天井の柔らかなサワラの板も、
見た目のあたたかさを
もたらしてくれます。

あたたかさや涼しさって、
表面の素材の見た目や触感も
大事だと思う一例です。

やはり畳と障子の組み合わせはいい

カテゴリー: 海老名た邸

海老名た邸にて。

本日完了検査。

今朝家の中の養生が
ほとんど剥がれ、
「ゲンバ」から
「イエ」になりました。

この家は寝室が畳。

玄関を入ると、
畳を敷いていることが
香りで分かります。

そして障子との組み合わせ。

やはり落ち着くなあ。

この家も来週土曜日、
10月4日午後に完成見学会を
行いますので、

どうぞ足をお運びください。

2014年9月13日

完成を静かに待つ家の中

カテゴリー: 海老名た邸

海老名た邸にて。

外ではバルコニーに床を張る
玄翁の音が鳴り響いていますが、

室内のほとんどは
壁が仕上がり、建具も入り、

完成を静かに
待ち続けています。

ところで9月23日の
逗子せ邸に引き続き、

こちらの家も、
建主さんのご厚意を得て
10月4日に完成見学会を
行う運びとなりました。

詳細は改めて
連絡します。

下地窓は階段に

カテゴリー: 海老名た邸

海老名た邸にて。

階段の壁に仕込まれた
下地窓。

竹小舞の美しさを
知ってしまうと、

必ずと言っていいほど
どこかに残したい、
という話が上がります。

そこで今回は、
この部分に下地窓を
作ることにしました。

今度から
なるべくあらかじめ、
それを目論むように
しようかな、と思う一方、

何もかにも
決め込んでしまうよりも、

これまでどおり、
現場で考えて決める、
というのでも
よいと思ってみたり。

バルコニー製作中

カテゴリー: 海老名た邸

海老名た邸にて。

今週に足場が外れ、
黒い外壁が露わに。

あとはバルコニーを作って、
大工工事がほぼ完了です。

こちらの物語も
残りあとわずか。

空間の様子が
次第に見えてきて、

私が現場に着くと
いつも顔を出してくれる、

建主さんの
うれしそうな顔を見るのが
とてもうれしいです。