窓が入る
藤沢む邸に
窓が入りました。
荒壁も塗られ、
もう住めそうです(笑)
ここは「準防火地域」というところで、
しかも敷地いっぱいに建てているので、
硝子は原則として、
網入りガラスとなります。
藤沢む邸の外壁は、焼杉板。
焼杉作りは、自主施工です。
ということで今年も
焼杉隊の季節がやってまいりました。
今日の参加者は、
建て主さんご一家、
設計者仲間の‘ま’さん、
NPOつながりで東京から‘ひ’さん、
午前だけ大宮から応援の‘あ’さん、
そしてきらくなたてものや2名。
皆さんありがとうございます。
いつものことながら、まず、
バーナーで杉板を焦がします。
そのあと、
これまでの仕事では、
焼いた煤を掻き落とし、
古材のような色として仕上げていましたが、
今回は焼いた後に、
ベンガラを塗ることにしました。
柿渋を作っているトミヤマの社長吉村さんが
以前「木の建築塾」で仰っていた仕上げで、
実際試してみたところ、
仕上がり具合が何ともいえぬ
深い色合いでよかったので、
今回採用することにしました。
ベンガラを塗った直後の様子。
なおベンガラは、
亜麻仁油500ml+桐油500mlにつき、
ベンガラ150gの配分で溶きました。
そのあと拭き上げると
こんな感じです。
深い紫といいますか、
赤黒いといいますか、
言葉では表現しがたい
玄奥な色です。
・・・・・
ということで次回は9/27(土)。
ついでに申し上げれば、
その次は、10/12、10/13に作業します。
興味ある方はぜひ!
外側から土を塗る、
裏返し塗りが
ほぼ終わろうとしています。
土が乾こうとして、
あたりに湿気と土の香りが
たちこめています。
今日も夏らしい空の日、
昨日に引き続き、棟上作業、
そして無事、上棟しました!
上棟の感激は、
何度やっても
色褪せることはありません。
今回もすばらしい上棟でした。
建主さんからの余りあるほどの謝辞、
また、すばらしい職人衆に囲まれて、
だから私が設計者として存在しうるわけで、
そんな仲間たちに、乾杯!
はい、これを書いている今、
いささか酔っ払っております(笑)