貫伏・斑直し@葉山と邸110905
先週から左官屋が現場に乗り込み、
貫伏・斑直しを進めています。
蒸し暑い日々が続いていますが、
葉山の風は湿り気を
吹き飛ばしてくれる感じがして、
涼しいですね。
土壁に囲まれていると、
なおそれを感じます。
先週から左官屋が現場に乗り込み、
貫伏・斑直しを進めています。
蒸し暑い日々が続いていますが、
葉山の風は湿り気を
吹き飛ばしてくれる感じがして、
涼しいですね。
土壁に囲まれていると、
なおそれを感じます。
葉山と邸では、
現在階段工事が進行中。
きらくなたてものやの場合、
必ず階段の勾配は
緩く設計するのですが、
この家の階段は、
踏面約24cm、蹴上約17.4cmと、
さらに緩い勾配で、
やはり昇りやすいです。
3階建ての家なので、
階段の昇り降りの機会が
多くなりますからね。
しかし3階建ての家なので、
現在1階から2階までの
階段ができた状態なのですが、
2階建てだったら
これでおしまいのところ、
今回屋上階もあるので、
ようやく1/3まで
きたことになります。
しばらく大工は、
階段三昧の日々ですね。
夏の陽気と風で、
わりあいと早く、
土壁が乾きました。
とはいえ外壁の外側は、
今回3階建てで
また軒の出も小さいので、
板貼りの下地全面に
透湿防水紙を
巻くことにしました。
ここだけ見ると
今風の建て方のようですが、
その裏はすっかりと土壁、
そのギャップが楽しい家です。
先月に塗り終えた土壁が
乾き始め、
現在大工が
床板を貼り進めています。
昼間の屋外は
太陽がギラギラと照りつけ、
歩くとボーッとなるくらい
暑かったのですが、
土壁に囲まれた
現場に入ると、
壁の廻りや窓の一部を
ぐるりとブルーシートで
覆っているにもかかわらず、
スーッと涼しい感じがしました。
やはり土壁は、
温度変化が緩やかで
夏凌ぎやすいですね。
熱中症、夏の省エネ対策に、
土壁の家はどうでしょう(笑)
今日は飯能にある
大工の下小屋に行き、
外壁に貼るスギ板に
柿渋コートGを塗る作業を
建主さんとともに行いました。
50坪ほどあった板の塗装は、
わずか3%残して完了、
しかし、
多めに用意していたと思った塗料が、
思いのほか板の吸い込みがよいのか、
いいペースでなくなっていき、
あとほんのちょっと、
というところで
なくなってしまいました。
仕方ないので、
残りは現場で塗ります。
ところで今日は、
建主さんの誕生日でした。
今日でいいんですか、
と申し上げたら、
今日でよいというので
今日にしたのですが、
せっかくなのでお茶の時間、
急きょバースディケーキを用意し、
そこにいるみんなで
お祝いすることにしました。
木に囲まれた大工の下小屋で
食べるバースディケーキも
なかなか乙なものでした。
あらかた荒壁土が塗られ、
今裏を返しています。
湯田さんの場合、
まず内側から塗り、
裏返し塗りを外側から
行うことが多いのですが、
この家は立地条件などを考慮して、
その逆で作業を行っています。
見ていると
普段からこの順番で
壁を塗る左官屋さんも
いますけどね。
このあたりは
左官屋さんによって
考え方が違うので、
興味深いです。
裏を返すと、
壁には貫だけが見えるようになり、
空間がだいぶ
すっきりとした印象になります。
見学会の行程にて。
先週月曜日に完成した竹小舞に、
着々と荒壁土が塗られ、
全て開放的だった空間に
壁が現れ始めました。
建主さんとともに進めてきた竹小舞かき、
面積上は本当にあと少しなのですが、
なかなかゴールを迎えることができず、
ここ1週間はやきもきする日々でした。
しかし今日午後8時前、
ようやくゴールを迎えることができました!
達成感のあまり、
全身の力が抜けそうでしたが、
屋上階(4階に相当します)の
変な態勢で足場の上にいたので、
それは止めることにしました(笑)
4月30日から作業が始まり、
今日が45日目、
ちょうど1ヵ月半
かかったことになります。
最初のうちは、
ゴールデンウィークということもあり、
たくさんの人がお手伝いに来てくださり、
作業六日目にして
かなり進んだのですが、
その後の手の数はポツラポツラ、
しかも雨にたたられたり、
難しいところが残ってしまったりで、
なかなか進みませんでした。
しかし建主さんの不屈の精神と、
近くの海の景色に励まされながら、
何とかここまで辿り着くことができました。
日もどっぷり暮れた完了後、
少し建物から離れて振り返ると、
そこにはお月さまを背景に
家の形をした巨大なランプシェードが
ありました。
これ全部、
手で仕上げたんだなあ。
手仕事の成果が美しいと、
達成感に拍車がかかります。
手仕事の醍醐味ですね。