‘土色’をまとう
藤沢ひ邸にて。
2階の壁の仕上げが
着々と進んでいます。
こちらは落ち着いた
‘土’の色。
絶好のお出かけ日和の土曜日、
藤沢ひ邸の建主さんご家族とともに、
飯能の岡部材木店の作業場を訪れ、
外壁に使う杉板材に
柿渋コートを塗りました。
これもここ最近の
家づくりの恒例行事ですが、
一つの家族とともに
一日中過ごす時間が
何とも平和で
好きな作業の一つです。
また作業の進み具合が、
積み重ねた板の高さでよく分かるので、
仕事に張り合いが出ます。
仕事の内容自体は
正直地味ですが、
達成感が見えるからか、
今回がいちばん
子どもが張り切って
作業に加わっていました。
そんな子どもの手助けもあって、
無事約40坪、
夕方までに塗りきることが
できました。
お昼ごはんは、こくやのうどん。
早く行かないと長蛇の列になるので、
11時45分頃行きましたが、
それでも席が空くのを待ちました。
そして私たちがこの店を出る頃は
案の定長蛇の列でした。
作業終了後、
日が暮れるまで少し時間があったので、
作業場の下の川原に降りました。
わずか数分、
労働で疲れた足を
川の水に浸しましたが、
少し冷たい水、
せせらぎの音、
水と緑が織り成す風景、
本当に気持ちがいい。
もう少ししたら
紅葉が美しそうです。
藤沢ひ邸にて。
大人たちが壁の色を
あれこれ考えている間。
子どもたちはロフトに昇って
とても楽しそう。
子どもたちにつられて
自分も昇ってみると、
今日は夏の日のような
日差しの照る日でしたが、
達磨窯で焼いた瓦を載せた屋根の下は。
驚くほど清々しい、
気持ちよい場所でした。
藤沢ひ邸にて。
今日は壁の色を
決める日でした。
左官屋さんが、
今手に入る土の色を踏まえて
幾つか見本を持ってきてくれて、
現場で塾考。
どれもいいので、
本当に難しいけど、
悩んでいる時間も
楽しいものです。