数年越しの仕上げ、第二弾
数年越しの仕上げ、
第二弾です。
前にも書きましたが、
木と土が落ち着いてから
仕上げるというのは
よいことだし、
昔々の家づくりも、
こうして徐々に徐々に
仕上げていくことが
多かったようです。
私たちもマメに
家に関わることが
できますしね。
建主さんと小一時間、
あれやこれやと話をして、
現場を後にしました。
数年越しの仕上げ、
第二弾です。
前にも書きましたが、
木と土が落ち着いてから
仕上げるというのは
よいことだし、
昔々の家づくりも、
こうして徐々に徐々に
仕上げていくことが
多かったようです。
私たちもマメに
家に関わることが
できますしね。
建主さんと小一時間、
あれやこれやと話をして、
現場を後にしました。
建物が完成してから
2年以上が経った今、
専用通路部分の
外構工事が終わりました。
住んでみて感じたことを
計画に反映できるので、
こうして徐々に
作り込んでいけば
いいと思います。
さて鎌倉には、
コンクリート製の
平板で舗装された
幅1間程度の路地が
迷路のように
張り巡らされていますが、
ちょうどそれと
似ている空間が
新たに生まれました。
約2mの間隔で
コンクリート舗装、
その間と両脇には
川砂利を詰めて
水はけを確保しつつ、
リズム感を作りました。
少ししたらその部分に
手入れが要らない程度に、
小さな雑草が
顔を出してくれれば、
と思っています。
二年以上前、
建物ができあがった鎌倉ほ邸にて、
現在専用通路部分の
仕上げ工事に入りました。
いわゆる外構工事です。
今の家づくりでは、
最初から全てを
仕上げてしまうことが
多いかと思いますが、
しかし例えば外構工事などは、
住み始めてから
気づいたことも踏まえて
じっくりと計画するという方法でも
よいのではないかと思います。
家づくりは、
建物が完成した時が
上がりではないですからね。
住み始めてから、
重ねられる手入れや
改修も含めて家づくり、
それは
家が家でなくなるまで、
続きます。
そういえば
この家のヒノキの外壁が
いい感じで古びてました。
こうした経年変化も、
木の家づくりの
味わいの一つです。
鎌倉ほ邸は
竣工からほぼ一年、
壁はずっと
中塗りのままだったのですが、
仕上げに漆喰を
塗ることになりました。
こうした中塗りの状態で
しばらく置くと、
木や土がなじむので、
仕上げた壁に生じがちな、
ヒビ割れやチリ際の隙が
生じる可能性は低くなります。
家具を移動したり、
取り付けた設備機器を
いったん外さなければならないという
手間が余計にかかりますが、
壁のほうから見れば、
理想的な方法といえますね。
昔昔の家づくりの場合は、
家づくりにかける時間の考え方が
現代と違いますので、
またそうそう家の中に
モノも多くなかったわけですし、
いい家づくりのために、
こうしてしばらく置いて
仕上げにかかるという方法は、
珍しくはなかったようです。
漆喰を塗る前は、
中塗土の緑色っぽい感じも
これはこれでいいなと思いましたが、
仕上がった状態を見てみると、
壁が白くなって
家全体が見違えるように明るくなり、
さすが「漆喰」と思いました。