化粧野地板半分完了
世界が半分、
変わりました。
今日はいいお天気、
を通り越して、
今年一番の暑い日だったそうで、
そんな今日、
鎌倉ほ邸の上棟でした。
大工衆、左官屋、水道屋、屋根屋等々、
朝から20名近い職人が集結。
カケヤの心地よい打撃音と、
男の賑やかな掛け声と笑い声が響きわたる、
今回も心地よい上棟でした。
皆さんのおかげで
私は伝統構法の設計に取り組めるということを
今日改めて再認識しました。
本当にすばらしいチームです。
私は家を設計する際、
その家なりの
‘リズム’を見出すのですが、
今回は2階床梁に、
6寸ないし4寸の梁が
渡りアゴで尺5寸間隔に並ぶ設計。
そして今回、
私にとって初めての試み、
構造材に全てヒノキを使用。
白肌で清楚な印象です。
手刻みの仕事の上棟は、
まちじゅうに響き渡る
このかけやを叩く音が
とてもいいですね。
ところでこのかけや、
実際に持つと分かりますが、
意外と重いです。
夜はいつものとおり、
現場で上棟祝い。
建て主さんを始め、
皆さんのひとことひとことが
とてもうれしい酒宴でした。
お昼ピスカリアで
おいしいご飯を食べたあと、
夕方現場に立ち寄り、
立ち上がり配筋の確認。
確認の主なポイントは、
鉄筋のかぶりがとれているかどうか、
アンカーボルトの位置と設置要領、
設備用の穴の位置と補強筋の確認、です。
ササゴさん、
何しろ仕事ぶりが美しいので、
確認しやすい。
ところでアンカーボルトはここところ、
溶接で鉄筋にくっつけるようにしています。
建物を石の上に乗っけるだけ
(石場建て)にして、
力を逃がすという方法も
理に適っているといえますが、
アンカーボルトを付けるならば、
やはりしっかりと、です。